こんばんわん
今日は曇りでお昼過ぎから 雨が降っています
一昨日、昨日は 氷が張るほど寒く
高い空が眩しく よい天気でした
寒くても太陽が輝いて 美しい満月が欠け始めた
19日の夜中 日付が変わる少し前
入院先の病院で
母が すべてを手放し旅立ちました
これも すべて必然で
最高のタイミング
母が旅立つ前日の朝
ベランダに出て 雪が空から舞い降り 辺りを白く染めていく様を
寒い中 ぼぉ~っと 眺めてたら・・
「あーー! わたしストーリーはまってるじゃん・・」
目が覚めた(笑)
母を入院させた
ほんの少しの罪悪感。。
病院で 何度
「入院するんだよ」
言っても
「誰が?」
「なんで?」
なんど言っても理解できなくて・・
看護師さんが迎えに来て
車いすを乗り換え
わたしではなく
看護師さんが押す車いすが
わたしとは 真逆に進んでいくのに気づき
あっけにとられた母の顔
まるで・・
「なんで???」
そう 訴えかけるような 目
あの目・・ が
たまに 脳裏によぎり
それは 正しい選択だった
なのに
湧き起こる 罪悪感
でも
それは 必然で完璧だった
母が 最後の執着を手放す
一番大切な 期間だった
母とあやちゃん
わたしが そんな
サザエさんストーリーから脱した翌日の夜中
待ってたかのように苦しみもなく
母がすべてを 身体までを 手放しました
昨年夏から 冬になるまでに
執着を一つずつ剥ぎ取られ身軽になり
(その時期は相当苦しんでました
不自由になっていく身体
記憶を失っていく恐怖
家族に捨てられるのでは・・ 不安
お金が大事で
現金と銀行印を あちこちに隠して
ないない!! 取られた!! と大騒ぎしてた
でも・・・
わたしに お金のすべてを委ねた 翌日から
母は二度と お金のことを 口にすることもなく
現金や銀行印を探すこともなくなった
こうやって
ひとつずつ・・
ひとつずつ・・
こびり付いていた執着を剝ぎ取られていきました)
12月になり 介助なしには歩けなくなり
12月後半には 全く歩けなくなり
見えないものが見え
聞こえない音や声が聞こえ
親しい人が他人になり
携帯電話も使えなくなり
字も読めなくなり・・
記憶もどんどん消えていき・・
一日 ほとんど寝てて
起きてても ぼぉ~っと 宙を眺め
母が
「kei ちゃんがお世話してくれる前は
知らない人が お世話してくれてた」
わたしが 入院する前は
知らない人が お世話してくれてた・・ らしい(笑)
いや~ ずっと・・ わたしだったけど(笑)
っていうようり
わたしが 入院していた期間が消えてる(笑)
残りの要らないモノも 手放し始め
愚痴や不安や悪口ばかり口にしていた母が
感謝しか口にしなくなり
「こんなに親切に優しくしてくれて 本当にうれしいな」
「ありがとう ありがとう」
何食べても
「うまい うまい うまい」
まるで 子供のように
母とつぼみ
入院すると 面会禁止
家族の誰とも会えず
電話がわからないから 声も聴けず
一度だけ
看護師さんが 車いすの母を
自動ドアの向こうに連れてきてくれました
それは
わたしの知っている母ではなく・・
どこかの 知らない老人 にみえた
目に光がなく
ただ ぼぉ~っと 痛い首をさすってた
遠くから話しかけ
耳の遠い母に 看護師さんが通訳してくれて
最後には わたしのこと わかったみたい
大きな声で
「〇〇 kei 」 叫んでいた
その後
「お茶のみたーーい」
叫んでた(笑)
斎場の待合室から
晴天 で寒かった日
身体は燃やされ 空に帰った
入院の2週間
最後の執着(家族)を忘れ
危篤になり 電話がきて
たった1回だけ
危篤の時 面会が許可され
フェイスシールドにマスク
意識のない 母に何度も声をかけた
ただ 荒い呼吸だけ
でもね
実は 頭の中に 母の声が響いてた
もう・・
母は 身体から抜けたがってた
本当に穏やかで
本当にうれしそうで
本当にしあわせそう だった
「やっと楽になれるね よかったね」
母
「そうそう やっと楽になれる」
その後 家に帰され
11時半過ぎる前 電話がきた
病院に着いた時は もう息はなかった
直後は ちょっと苦しそうな顔だったけど
葬儀社の車が迎えに来たときは
看護師さんの処置で緩み
美しい 今まで見たこともないような
しあわせな微笑みを浮かべてました
なんて
無垢で まっさらで
まるで
赤ちゃんの 寝顔のよう
ハープの調べが美しい
なぜか 介護の時期
よく・・ この音楽聴いてました
そして ・・
母が旅立った今
今の母に 一番似合う音楽だと 感じてます
あらゆる執着を 手放し
天使の顔を取り戻し
80歳の 母は
帰るべき場所へ
苦しいことも
楽しいことも
悲しいことも
辛いことも
悔しいことも
苦労ばかりしょいこんで
不安と恐怖と不信感で
自分で不幸になり
自分で病気をつくり
誰かに すがりつく人生を選んだ
そんな 母親が 嫌いだった
そんな 執着でしばりつけてくる
母親が 大嫌いだった
でもね
自分で 選んだんだろう
生きているうちに
あらゆる執着を 手放す
3度も肺がんになり
最後は脳に転移し
苦労して苦しんで
ガチガチに固まった執着を 剥ぎ取られ
すべてを 忘れ・・
そして
最後は
最高の 笑顔で
胸を張って
帰りたかった場所へ
旅立った母
kuさんに
何回か前の セッションで相談した時
わたしがスターシードなのを承知で産んで
わたしに今までの執着を剥ぎ取られ
(カルマを解放して欲しくて)
「変な娘だったなぁ~」 (笑)
そう 言って 亡くなるんだよ
そんな 言葉通り
母は 素直で綺麗な魂になり
わたしにとって
母親が 母になり
(何が違うか言葉にできないけど・・
母親(義務) というより 母(慈愛) になった感じ 笑)
葬儀が終わった昨日
骨になり 家に帰ってきて
姿がなくなった 今
初めて
母が 愛おしい と 感じる
ありがと
わたしも たくさんたくさん
あなたに苦しんだけど
今は 感謝してる
愛してるよ
おかあちゃん
また
あおう
入院する3日前のツーショット