6:30
看護師さんが熱と血圧を測りにくる。
36.5くらい。はっきり覚えてない。
血圧は低めだが問題なし。
下剤を飲んでいたにも関わらず、夜中もおなががグルーッというだけで排便なし。
その旨看護師さんに伝えると、後で浣腸するから大丈夫との事。
絶食だから、朝ごはんの時間も横になって過ごす。
水分は11時まで。
シャワー時間は30分。
10時にシャワー予約して、髪を乾かしたりした後に最後の水分補給。
と、頭の中でシミュレーション。
その前に浣腸が控えている。
皆さんの朝ごはんが終わったころに、浣腸がやってきた。
看護師さんには出来たら5分はガマンと言わる。
そんな鬼忍耐、できる人はこの世にいるのか。
市販のいちじく浣腸だって1分も持たないのに、手術前の強力なやつをそんなにガマン出来るわけない。
それでも1分近くは耐えたかな。
黙って耐えられなかったので、その間にシャワー後の着替え病衣を詰所にもらいに行った。
部屋に戻る途中で、限界がきて廊下にあるトイレに駆け込んだ。
辛かったがなんとか出せた。
10時ギリギリ前まで、トイレにいたので焦りながらシャワー室へ。
急いで頭を洗って、体を洗い足元を最後にもう少し流そうとしたらお湯がピタッと止まる。
あれ?と蛇口をひねるも出ない。
あ、自動で止まるんだ。
ドアを開けて時計を見ると、10:25。
身支度の時間を考慮してあるんだと思い、急いで体を拭いて着替える。
そうだよね、30分ごとに枠をもうけてるんだから次の人がすぐに入れないと困るもんね。
予約表では、そんなにキチキチに埋まってなかったけど急いでシャワー室を出た。
なんか、どっと疲れた。
やっぱり前日に浴びておいた方が、使い方とかもわかって、こんなに焦ることはなかったかと少し後悔した。
詰所からドライヤーを借りて、髪を乾かして最後のポカリをゴクゴク飲んだ。
あとは明日まで点滴で水分補給になる。
浣腸とシャワーで疲れたので、横になった。
うとうとしてたら看護師さんが点滴にやってきた。
看護師さんは右手にしたそうだったけど、左手にしてもらうようお願いした。
この判断が後で、ちょいと面倒なことになる。
私、注射も点滴も苦手な方だ。
得意な人はいないかもしれない。
針を刺される時はいつも息を吐く。
無駄な力が抜けると思うから。
しかし、うーん痛い。痛くて、ガマンできなかったので正直に伝えてやり直してもらった。
注射なら終わればいいけど、点滴はそのままずっと刺しているものだからね。
痛いままでは長時間耐えられないから。
刺し直してもらって、どうですかと聞かれたが、さっきの痛さの余韻が残っていてわからないと伝えた。
看護師さんも、それもそうですね、と苦笑い。
このまま様子みて、無理ならまたやり直してもらうことにした。
手術の開始時間は14時の予定。遅くなる可能性があると聞いていたが、ほぼ予定通りだった。
家族は立会いが必要だ。
あまり早く来ても疲れてしまう。
母だけだと退屈だろうからと、共通の知り合いのおばちゃんも来てくれることになった。
私も、母一人だけで待っててもらうの気になってたから、ありがたかった。
前の日に、術後の着替え病衣とT字帯、ナプキンをセットして置いておいてね。
と看護師さんに言われていた。
持ち物用意していたら、母到着。
程なくして、看護師さんがやって来た。
「お待たせしました。そろそろ行きますよ。」
と、やって来た看護師さんメッチャかわいい。
セットした持ち物をチェックして持ってくれる。
母と3人で歩いて手術室へ。
手術室の前に、家族待合室があって午前中からの手術で待ってるご家族が何組かいらした。
手術室の前室みたいなところで、医療用メディキュットみたいな膝下丈のストッキングを履いた。
手術着に着替えて、頭にキャップをかぶせてもらい準備完了。
これから来るおばちゃんを笑わせようと思い付いて、手術装備完成した顔を母に写真撮ってもらった。
それを撮ってるところに看護師さんがやって来て
アッと言いながら入ってきた。
「すみません、アホ面撮ってました。」と言ったら笑われた。
母に「行ってきます」と言い。
「はいよ、いってらっしゃい。」と見送られ。
「じゃ、行きますよ」
と、手術室担当の看護師さんに、横になったままガラガラーっと運ばれる。
病室から付き添ってくれた看護師さんにも「いってらっしゃい」と言われて喜んでしまった。
ホントにかわいい人で、癒されます。
産婦人科ナースにしておかないと、危険だろうな
と、勝手に妄想しながら運ばれてました。笑