元大手仕手筋のアレンジャーと元ダークサイド系ファンドのディーラーであった僕ら二人がこっそり働く街、錦糸町から政治・経済・国際情勢・社会情勢などを僕らの視点で発信していきます。
数年前にNHKで放送された「共生者」という番組では顔を隠し、声も変えて取材を受けております。元反社の立場といたしまして、なるべく読者様のお役にたつかもしれない情報を発信できるよう努めてまいります。
尚、金融マーケット関連にはなるべく触れないようにと考えておりますが、こちらも読者様のご要望次第ではメルマガなどでの対応を考えております。
情報源はたくさんありますが、現役の反社ではございませんので錦糸町の散策日記などほのぼの路線に終始する場合もありますので悪しからずご了承ください。
また、「こっそり働くのに何でブログ始めたんだ?」というようなコメントもあるかもしれないのでちょっとお話しさせてください。
一つには、世の中の流れとでもいいましょうか、僕らのやっていた仕事はいわゆるグレーな仕事でした。法律の歪みを見つけてスキームを作り、徹底的に攻撃するというようなやり方です。
ターゲットは上場企業が主なので、金融商品取引法やLPS法といった法律の歪みにつけ込むわけです。そして景気減退にともない、政府の緊縮政策がしばらく続き上場企業でもわずか数千万の借り入れや増資が困難になりました。
そこで登場したのが俗にいう悪いお金です。○○組系とか○○会系とかの悪いお金が僕たちのような人がアレンジしたファンドに集まり、そのお金が企業に入るわけです。
お役人も、組織犯罪法や暴力団排除条例などの法律で規制に入るわけですが、実際に当時の大物プレーヤーと言われた人たちは現在ほとんどが塀の中です。
な~んだ、規制で稼げなくなったんだろ?と言われそうですが、実はそこまで僕らのバランス感覚は鈍っていなかったんです。
僕らが仕手筋の現場から抜け出し、脱反社を試みたのは3・11の直後です。前出のような流れはリーマンショック後から顕著になり、裏方である私のようなディーラーには、そのあたりから日本市場が一部の大きな力で食い荒らされはじめているのが良く分かりました。ゴールドマンと金融庁はズブズブでしたから。
あらゆる業種のなかで二極化が広がり、個人を見ても稼ぐ人・稼げない人などという格差が囁かれ、僕らの立場で言えばもっと地下に潜るか・表に出てストレートにいくかの選択が迫られたわけです。
ブログを始めたのは後者を選択し、僕らの指針をはっきり示すためです。そして脱反社のきっかけとなった3・11直後にみたある映像があります。
これは次回にご紹介させていただきます。
元反社たちA