京都伊勢丹7階にある美術館「えき」に初めて行きました。

人間国宝、平良敏子さんの芭蕉布の展示の最終日に滑り込みました。


沖縄大宜味村 喜如嘉芭蕉布(おおぎみそん きじょかばしょうふ)は、国の重要無形文化財に指定されています。





芭蕉はバナナに似た植物で、その茎の皮部分を剥ぎ、裂き、干し、灰汁で煮て、紡いで、よりをかけることで、ようやく糸状になります。


狙った絣文様になるように経糸を染色して、機への準備をします。


手織り機(ばた)で織った布は、また灰汁で煮ることで強度を増し、乾燥、伸ばし・糸目揃えの工程を経ます。


蝉の羽のように軽やかな「幻の布」。

芭蕉布は気の遠くなるような手作業を経て、仕上がるのです。


京都の展示会は終わりましたが、大阪日本民芸館の展示は12月19日までです。


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