金閣寺よりさらに北にある「しょうざん」に行ってきました。
創業者の松山一族の私有地としてスタート、現在はホテルなども建つ、緑あふれるリゾート地となっています。
その規模35,000坪。
その中に全くの非公開のしょうざん工房がありました。
通常、紬は糸を先染めして、柄を織り出します。
対して、しょうざんの生紬は白布を織っての後染めです。
ロウケツ染め、友禅染め、一珍染め、絞り染め等の技法を駆使されていました。
つるりとした羽二重などと異なり、節のある生紬は染めが入りにくく、独自の技術なしには無理なのは想像に難くありません。
西陣織屋さんとの協働で、帯も作成されています。
型置きして経糸で紋様を仮置きしたものを緯糸で織り出し、その後に染めの工程に入るという手の込んだ工程です。
ぼけ足の優しさ、立体感、生紬ゆえの軽くてしっかりした締め心地の良さが可能になるそうです。
工房見学のあとは、催事営業が待ち構えていました
私にはお誂えは手が届きませんが、アートのような新作を拝見できて、眼福な半日でした。
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