「あきない世傳 金と銀十」では、藍染の浴衣(湯帷子)が江戸っ子に大人気になるという話でした。
新作の「十一」では、勧進大相撲に合わせての四股名を図案化した浴衣で、世間の大人気を博します。
当時は湯帷子でしかなかった黒子の浴衣が、一気に表舞台に出ます。
着物文化の革命とも言えます。
主人公は、苦しい時もぶれない信念を持ち、己の成功よりももっと大きな目で世間さまに喜びをもたらそうとします。
それでこその商い。
今までのシリーズの中で、特に読み応えのある巻でした。
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