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新約聖書のテモテへの手紙は

ジャンルとしては牧会書簡にあたり、

伝道者の心得が書かれています。

それじゃ一般の信者には

関係ないのかというと関係大アリです。

なぜなら伝道は専心伝道者だけが

やるものではないからです。

特にプロテスタントの場合、

クリスチャン全てが祭司なのだという

立場ですから尚更です。

さて、テモテへの手紙第二に

次のように書かれています。

「あなたは熟練した者、すなわち、

真理のみことばをまっすぐに説き明かす、

恥じることのない働き人として、

自分を神にささげるよう、

努め励みなさい。」(第二テモテ2:15 新改訳)

これは牧師や伝道師に対する

奨励として受け取るだけでなく、

全てのクリスチャンへの勧めとして

受け取るべきことばです。

ここでパウロが言わんとした事を

ざっくりとまとめると、

伝道をする時に

〈聖書から教える〉のでなく、

〈聖書を教える〉ように

しなさいと言うことです。

私たちは伝道対象者にうまく

食い込もうとするあまり

不必要な言葉を語りがちです。

こうなると世俗の話を聖書のみことばと

関連付けて話をしたりしているうちに

聖書から次第に逸脱してしまいます。

だからそんなことはしないで、

自分がみことばを生きてどうだったのかを

自分の生き様を示しつつストレートに

聖書を語るようにとのことです。

となると先ずは自分自身が

みことばに固く立つ事が先決です。

みことばをしっかりと生きる

真のクリスチャンになればこそ

素晴らしい伝道者になれるのです。

そしてそれはクリスチャンとして

当然励まなければならないことです。

クリスチャンでない人々は

クリスチャンであるあなたの

生き様のうちにキリストを見るのです。

その事を忘れないようにしましょう。