Boy◇Ten
『…ごめん。』
琉伊はただただ「ごめん」と謝り続けていた。
何故,今更謝るのか分からない。
でもそう思うと,同情されてるようで苦しかった。
『…あたしは,好きだった。琉伊のこと。だけど琉伊はあたしの事嫌いでしょ?…それなのに。…謝らないでよ。…もう,話す事なんてないよ。』
あたしはそう言って図書室から出ようとした。
……のに。
あたしはまた,琉伊の腕の中。
いつもそう。
あたしが消えようとするのに,琉伊はそれを引き止めて。
『…離して。』
『じゃあ話聞いて。』
『…何?』
どうせまたごめんとか言うんでしょ?
あたしに同情するんでしょ?
家族関係気にしてるんでしょ?
それなのに。
『好きだ。』
好きだなんて言わないで。
あたしの好きだったその低く甘い声で。
好きだなんて言わないで。
せっかく諦めようとしたのに。
やっぱり琉伊はずるい。
琉伊はやっぱりあたしを引き離さない。
だけど。
やっぱりあたしも好きだから。
『…あたしも好き。』
そう言ったんだ。
狂った時計の針はまた。
規則正しく動き始めた。
『…ごめん。』
琉伊はただただ「ごめん」と謝り続けていた。
何故,今更謝るのか分からない。
でもそう思うと,同情されてるようで苦しかった。
『…あたしは,好きだった。琉伊のこと。だけど琉伊はあたしの事嫌いでしょ?…それなのに。…謝らないでよ。…もう,話す事なんてないよ。』
あたしはそう言って図書室から出ようとした。
……のに。
あたしはまた,琉伊の腕の中。
いつもそう。
あたしが消えようとするのに,琉伊はそれを引き止めて。
『…離して。』
『じゃあ話聞いて。』
『…何?』
どうせまたごめんとか言うんでしょ?
あたしに同情するんでしょ?
家族関係気にしてるんでしょ?
それなのに。
『好きだ。』
好きだなんて言わないで。
あたしの好きだったその低く甘い声で。
好きだなんて言わないで。
せっかく諦めようとしたのに。
やっぱり琉伊はずるい。
琉伊はやっぱりあたしを引き離さない。
だけど。
やっぱりあたしも好きだから。
『…あたしも好き。』
そう言ったんだ。
狂った時計の針はまた。
規則正しく動き始めた。
