今日、紀州のドンファン事件の一審判決について、

和歌山地検が大阪高等裁判所に控訴をした。

物語は第2幕に入った。

 

須藤早貴と紀州のドンファンこと野崎幸助さんの事件は

今月12日に和歌山地裁から無罪判決が出た。

今日、検察は控訴をした。

よって、舞台は大阪高等裁判所に移る。

 

 

控訴はするだろうなと思っていたが、

素人目に見ると、逆転はなかなか難しい気がする。

 

地裁での争点は主に以下の2点。

1.被告が入手した覚醒剤は本物だったか?

2.野崎氏が自分で覚醒剤を呑み、量を間違えた可能性は?

 

この2点の判断を、高裁がひっくり返すとしたら、判決文で、

地裁を否定できるだけの根拠(証拠?)を示さないといけない。

 

それって、和歌山県警と検察が全力で証明しようとしたことで、

何年も捜査してできなかった。

 

大変だねぇ。

検察側は選手が変わって大阪の検察になるのだろうか?

彼らはどうやって立証しようというのだろう?

有罪にできるのだったら、1審でできていたと思う。

(面倒なもの持ち込みやがって、和歌山の××野郎って感じ)

 

反対に、絶体絶命に見えた裁判にこういう穴を見つけた弁護士は

なかなかいい腕をしている。

 

あー、勘違いするといけないので一応云っておくけど、

悪知恵が働く弁護士という意味ではなく、

疑わしきは罰せずという原則に忠実な弁護士、という意味。

 

この証明は難しい。

また無罪になっちゃうんじゃないかなぁ?

 

日本の検察の裁判の勝率というのは、99.9%と言われる。

裁判になったら被告はほぼ俎板の鯉だ。

今回の和歌山ドンファン事件も同じはずだったが、負けてしまった。

これ、非常に珍しい事例なのである。

警察・検察のメンツはあるだろうね。

どうなるのかなぁ? 

控訴ね。でも新しい証拠を出せるのだろうか?

もし、同じ証拠のままで裁判官の新解釈を期待するなら、

それは「裁判とは何か」の大問題になる。

そんなことってある?

 

 

わたし(須藤早貴)の体をもて遊びたい爺さんたちを

手玉に取って金を稼ぐ生き方をしていた女と、

札束で若い女を思うようにしようとした爺さんたちの

大昔からありそうな欲の対決。

聞き飽きたよ。

そこに殺人はあったのか、なかったのか、…、

どうでもいいじゃん。

 

大阪高裁はあまり本気にならないんじゃないかなぁ。

 

 

現在、須藤早貴は、2015年から3回・計2980万円を

だまし取った別件の罪で有罪判決が確定して、

今年9月から服役中。

その時の北海道の爺さんは死ななかったね。

くわばらくわばら。

 

その詐欺罪(でいいのかな?)の刑期は3年6カ月。

これって少し重い感じがするんだけど。

オレオレ詐欺とか、もっと高額な詐欺を働いた犯人たちの

刑期に比べてどうなのだろう?

彼らはそんなすぐに出てくるものなのか、と思ったことがある。

須藤早貴は計2980万円ぽっちだからね。

2年くらいでもいいんじゃないの。爺さん、ピンピンしているし。

 

紀州のドンファン分が入っているのかな?

(そんなわけはない)

 

まぁ、それはいいとして、彼女としてはどうせ刑務所にいる。

何もすることがないし、大阪高裁の第2審は好い暇つぶしだと思う。

弁護士とあれこれ話をして、気をもんだり、たまに笑ったり。

裁判が結審するころにはそんな刑務所暮らしも

終わりに近づいているだろう。

 

1996年生まれ、28歳。

このひと、出所後、どういう人生を歩むのだろう。