近頃の世間ではアルテミスSを重視するのが流行っていて、

⑥スティールブルーを一番人気に押し出す原動力になっている。

でも、そんなに簡単でいいのかい?

 

3歳(2歳)戦は日付によってキーワードが変わる、と

わしは思っている。まだまだ、どれほど「強い」かではない。

この説明は長くなるので省くが、

要するに、1月の勝負を分ける言葉は「賢さ」だと思う。

この時点では騎手の注文に逆らわず、素直に従える馬が勝つ。

実は、そういう面では過去2戦ともピカイチの馬がいる。

⑬イフェイオンだ。

 

初戦を見たとき、その時は3着に敗れたが、

この馬はすぐに勝ち上がるのではないかと思った。

スタートした時は何をしているのか理解していなかったが、

直線に入って要求されているものに気がついた。

そこからは走りに集中した。脚がよく伸びた。

2戦目は中3週で、思った通りの楽勝になった。

(このとき、わしは出走を見落としていて、走ってから気がついた)

わき目を振らずに気持ちよく走っていた。

その時のタイムが、1.33.3(京都1600m)。

わしはスピード理論はよく知らないので、タイム補正をできないが、

14頭の中でこのタイムを上回るのは、

⑨キャットファイトが2走前の特別戦(アスター賞)で出した

1.33.1だけと考えて良いだろう。

 

⑥スティールブルーは前走のアルテミスS・3着のときが1.34.0。

明日、タイムを縮めると思うが、0.5秒前後が普通だ。

⑬イフェイオンは中山の坂に手こずるとしても、1.33.0~5を出せる。

つまり、⑬の方が前にいる。

 

話を戻して、⑨キャットファイト(この馬が2番人気)もチェックしよう。

前走は阪神JF(10着)で、負けたことより、レース間隔に不安あり。

中4週以内の馬は成績が振るわない。彼女は中3週だ。

 

と言いつつ、実は⑬イフェイオン自身もジンクスを抱えてはいる。

関西馬が極端に弱いレースなのだ。

しかも中山1600mの不利で有名な8枠。

 

あー、あれこれ考えると結論が出せなくなるので、おしまい。

ジンクスは破られるためにある。

 

現在、⑬イフェイオンのオッズは13倍。

実に結構ではないか。

今回はすっきりと単純に行こう。

 

■買い目

単勝 ⑬