それにしても大混戦の有馬記念だ。
勝ち馬候補が7頭もいる。
さらにエイトの津田記者や競馬タレントのキャプテンは
⑭プラダリアを押している。それまで入れると8頭だ。
こんなことは初めてだと思う。
馬券的には、まぁ好きなようにヒラメキ優先で買うのが良いだろう。
データ比較などすると100%外れる。
と、言っておきながら少し各馬の分析を楽しみたい。
1.3歳馬の成績が良いレース
3歳は、①ソールオリエンス、⑪ハーパー、⑬タスティエーラの3頭。
過去10年の3歳馬好成績をみると、
実は3歳の実力№1が出走しているからと言える。
今年の3歳トップは⑬タスティエーラだろう。
①⑪は成績が少し落ちる。
⑬タスティエーラは調教も良いと思う。調子は良さそうだ。
ところが単勝7.5倍の6番人気? これはどうした訳だろうか。
どうもムーアの信頼度が落ちているためらしい。
いやぁ、それはいかんでしょ。軽視すると、あっさり勝たれてしまう。
⑬タスティエーラは強力な勝ち馬候補だ。
2.一番人気が堅実なレース
一番人気は3着以内で見ると過去10回中で8回入っている。
これは信用したくなるデータだ。
だが、例年はこんな混戦ではない。
一番人気は実力が頭ひとつ抜けていた。今年はそうでもない。
という前提で⑩ジャスティンパレスを見ると、さすがの戦績だ。
安定しているね。
ゲートも中央の10番枠。スタート直後の位置取りが楽そうでいい。
この馬も有力な勝ち馬候補の一頭。
だが、過信は禁物。
3.鬼門の8枠
公開枠順抽選会で16番を引き当て、ルメールはがっくりうなだれた。
田原成貴は大外は不利と限らないと、自分の経験を力説しているが、
やっぱり競馬が大変なのは間違いない。
⑮スルーセブンシーズも同様に難しいレースを強いられる。
この2頭は3着が精一杯ではないかな。
4.過酷ローテーションに挑む
⑤ドウデュースは、天皇賞(秋)→ジャパンC→有馬記念のローテ。
昔々はこれが王道路線だったが、今は16頭中で⑤ドウデュースだけ。
過酷なのだ。
友道調教師は自信の調教を施していて、馬も応えている。
騎手は武豊だし、もしかして彼は、
勝ち負けできる馬で出走する最後の有馬記念と覚悟しているか。
そんな競馬ドラマがさく裂するかもしれない。
ファンの夢と祈りがのっている2番人気だ。
意外と、こういうのってコワいものだよ。
5.引退レースで臨む
④タイトルホルダーはレース後にパドックで引退式をするんだと思う。
今年の天皇賞(春)でレース中に故障して、
得意の絶頂から転がり落ちた。
秋緒戦をオールカマーに決めて復帰するも格下相手に2着。
輝きは戻らない。
まだ5歳だが、もう引退かもなと思った。
それが前走のジャパンCで走れた(!)とわしには見えた。
復調なったか?
4番枠は逃げ馬にとって最高のプレゼントだ。まさに天の配剤。
戻っていれば、勝てるはず。
有力な勝ち馬候補に入れるべきだろう。
勝ちそうなのは、馬番で言うと、④⑤⑩⑬。
でも2着は霧のなかだから、馬連4頭BOXで当たる保証はない。
むずかしい。
滅多にない楽しみなレースになっている。