勝たれても不思議ではない馬が5~6頭いる。

こんな天皇賞は見たことがない。

予想の糸口をどこに求めたら良いのだろうか?

 

戦績など比べてもしようがない。

⑧シャフリヤールの海外実績をどう評価したら正しいのか。

⑤ダノンベルーガのクラシック惜敗をどう判断したらよいのか。

一頭ずつ挙げていっても、結局優劣は見えてこないのだ。

能力比較では予想が決着しない珍しい天皇賞である。

そこでわしはこのように考えた。

明日の天皇賞は後々にどのように語られるのか?

そこから逆算する手はないか…。

 

よく見ると尋常ではない馬が一頭だけいる。それが見えた。

⑨ジャックドール。

デビュー以来11戦をすべて2000mだけを走っている。

何? これ? こんな馬は見たことがない。

2000のスペシャリスト!? 聞いたことがないぞ。

 

それほど秋天を思い詰めているのなら、競馬の神様は

ジャックドール君の夢を叶えて上げるのではないか?

そんな気がしてきたのだ。

 

そして、もしかするとジャックドールは明日勝っても、

それからも2000mだけを走り続け、

来年も再来年も天皇賞(秋)に出てくる。

明日はそういう伝説の始まりの日に過ぎないのかもしれない。

 

■買い目

三連単   ⑨→⑤⑥⑦⑧→⑤⑥⑦⑧