別定GⅢの芝1200m。

このキーンランドCと新潟2歳Sは夏競馬がファンに別れを告げる重賞だ。

最終週は9月になっていて、秋風のなか。

去り行く夏馬たちの雄姿を楽しもう。

 

1.夏競馬を戦ってきたこと。

2.札幌実績があること。

3.好調持続&調教良しであること。

 

この三拍子が揃った馬が実はいない。それで一番人気のオッズが

5.7倍もある大混戦になっている。相当に難解な一戦だ。

 

たとえば、⑨ジュビリーヘッド。前走は函館とはいえ6月で、休養明け。

惜しい競馬を続けてきて、体をいったん緩めた。

復帰初戦から全開とはしないと思う。

それでも勝ち負けしてしまえる格があればコワいが、そこまで実力はない。

昨年の勝ち馬⑮レイハリアと比べると物足りなさは明確。

もちろん⑮は9月の短距離重賞狙いが見え見え。

この2頭は買わない。

格で消しにくいなら⑭エイティーンガール。馬券圏内はある。

 

展開的には、逃げる①ヴァトレニ。追い込む⑩ロードマックスの両極端。

どちらも消しにくい。とくに①の調教は素晴らしいので、忘れないこと。

 

さて、悩みの種が2頭の3歳馬。

⑯トウシンマカオは近2戦が物足りない。+川田でも足りないとしよう。

もう一頭の⑤ウインマーベルはコスモヴューファームの生産馬で、

父アイルハヴアナザーという地味な出身経歴。

既に11戦を消化している、3歳らしからぬ苦労人タイプだ。

GⅢの葵Sを勝って4勝目。じわっと頭角を現してきたところ。

新鋭の深山厩舎としては連続重賞勝ちで腕を見せたいだろう。

ならば、今が買い時だと思う。

 

■買い目

単勝   ⑤

3連単  ⑤→①⑭→①⑥⑦⑩⑪⑭