本日の中山2Rで発走を待っていると、

突然蛯名が落馬負傷したので乗り替わるという

アナウンスが流れた。

 

馬場入りの時に馬に振り落とされるケースはある。

ベテランでは滅多にないが、

若手騎手ではコースに立って手綱を必死に持って、

馬が走り出さないように押さえる姿をときどき見る。

わしの周りの馬券オヤジたちは

なにやってんだろうね、と笑っていたが、

乗り替わりが▲菅原と発表されると、

おい、馬券を売り直せと声が上がった。

2kg減の菅原の方が蛯名よりチャンスありというわけだ。

さらに放馬があって、レースは遅れに遅れて、

次の3Rも東西同時発走になった。

 

JRAのHPで見ると、

蛯名の負傷は「右踵骨粉砕骨折」と発表されている。

踵を砕いたのだ。

痛そうだなぁ。

レース復帰まで数カ月は掛かるのではないか。

あるいは、これで騎手引退かも知れない。

騎手という商売はおもしろくて止められないものと聞くが、

馬券を買う側からいうと、人気騎手には引き際を考えて欲しい。

復帰しても勝てる馬にはもう乗れないだろう。

蛯名は勝つつもりのない馬に乗る騎手ではない。

それはしてはいけない。

 

ファイナルディを感じさせる出来事だった。