アーモンドアイの後退は故障発生かと思わせたが、
ルメールの敗戦コメントを読むと単純なガス欠のようだ。
2500mでの力負けになる。
今後は距離をシビア―に選んで走るだろう。
国枝調教師は天狗の鼻を高くし過ぎていたね。
パドックを見ていた時に二人引きが多いなぁと気がついた。
レース間隔があるので何周も見せてくれる。
で、二人引きの馬を数えて驚いた。
厩務員がひとりで引いているのは
上位人気馬ではスワーヴリチャードとリスグラシューだけだった。
とくにキセキは目をむく寸前のように見えたし、
馬場入りするとツル首になって燃え上がっていた。
あれで5着に来たのはムーアの好騎乗だと思う。
武といっしょに最後尾で馬を落ち着かせていた。
スワーヴリチャードは良く見えたので単勝も買ったが、
道中にスムーズさがなかった。
前半、コースを求めてうろうろしていたのだ。
それで直線の伸びを失ったのだと思う。
今年の有馬は騎手の腕比べであったかもしれない。
勝ったレーンはそういう意味では、集中していた馬、
好位で進む脚質、6番ゲートの位置取りのしやすさなど、
馬に悩まずに自分の走りに専念できたのが
アドバンテージになった。
リスグラシューの最も大きな勝因は、
6番枠を引いた矢作調教師のクジ運だ。
ステージで彼は両こぶしを突き上げていたではないか。
あの姿。
終わってみれば馬券のヒントがいろいろ思い当たる。
馬券は外した。
何よりの反省点は単勝を買い忘れたことだ。
670円。
オッズを見上げていた時は720円あった。
「5倍を超えれば、単勝は最良の保険にできる」。
わしの馬券セオリーのひとつなのにうっかりしてしまった。
まぁ、それもこれもアーモンドアイを蹴飛ばすというだけで、
そうとうな精神力を費やして
冷静さをなくしたからだと思う。
いつまでたっても馬券がうまくならない。
いい親爺が呆れる。
