わしは鉄道オタクではないし、友人にホンモノがいるので

彼らの知識量を知っているから、オタクの振りもしない。

たまに私も鉄道オタクなどといって時流に乗ろうとする

オロカものに出会うと、つい鼻で笑ってしまう程度の節度はある。

まぁほどほどに興味はある方だと思う。

 

先日、所用で門司港駅に行ったら「ななつ星」が停車していた。

 

 

美しい。

春節の中国人や釜山辺りからの韓国人、

もちろん日本人観光客もが記念撮影に群がっている。

あーそうか、門司港駅は九州巡りの始発駅だったなと思い出した。

まぁ、観光地としては見所に欠けて、2時間も散策すれば

見るところはなくなるのだが。

 

その「門司港」のボロ駅が修繕されてほぼ工事は終了だ。

門司港レトロ地区(というが)の主役としてお目見えも近い。

で、その告知のポスターが貼ってあるのだが、

大きな文字で「門司港駅復原」と書いてある。

アレっと思うのだ。

「復原」でいいのか、「復元」じゃないのかな。

「復原」では、ネアンデルタール人の顔みたいではないか。

そう感じるのはわしだけだろうか。

 

わしは、ボロ駅舎の一階にあった喫茶店やうどん屋が好きだった。

フグ天うどんを頼んで、

出来上がるまで昼日中から一本呑んでいた。

体が本格的に悪くなる前はオハラショウスケさんをしていたのだ。

夢のように幸せだったと懐かしい。