携帯電話を止めて何年たったのか思い出せないが、
たぶん3~4年だと思う。
大きな問題はない。困ったのは旅行、とくに海外旅行の時に
エアやホテルの予約に携帯電話の番号を求められるくらい。
適当に対処してきたが今のところトラブルはない。
それに、今後、海外の一人旅をする機会はたぶんないと思う。
携帯を持たない自由感覚はやってみないと分からない。
実にいい。
これからも持つことはないと思う。
ところが時代はスマホと共に歩んでいるようで、
スマホを渡されても電話番号も打てない身としては
ニュースの意味がすでにチンプンカンプン。
ことはスマホに止まらず、
社会全体がわが身から離れていくようだ。
疎外感、ではあるが、
もともと孤独は好む方であまり気にならない。
外出時、ポケットのなかはハンカチと財布くらい。
持ち歩くカードはTSUTAYAと図書館カードだけ。
免許証やクレジットカードは紛失すると面倒だから家にある。
こういう生活をする人も
ある程度の割合でいるだろうと頼りに思っているのだが、
どうもそれがどんどん減っているようだ。
わしが死ぬまで社会は大きく変わらないだろうという期待は
刻々と裏切られつつある。
あと3年くらい経つと世の中はどうなっているのだろうか。
わしは社会からどのくらい陥没した生活になるのか。
道を歩いていて派出所の警官に呼止られ、
カバンから女物の下着が出てきて…なんて、
『濹東綺譚』のような経験ができるかもしれない。
ならば楽しみでもないかもしれないな。
