『リバティ・バランスを射った男』を観る。
参った、こういう話だったのか、と思った。おもしろい。
参った、こういう話だったのか、と思った。おもしろい。
1962年ハリウッド制作の西部劇。ジョン・フォード監督の傑作のひとつに数えられるが、まだ見たことはなかった。
内容の解説をする気はない。
内容の解説をする気はない。
日本公開当時、わしは中学生になったばかりの記憶がある。数学のK先生が映画の好きな人らしく授業中に見たばかりの映画の話をよくした。『暗くなるまで待って』も教壇の上の先生の姿とセットで覚えている。
この先生をわしはあまり好きではなかった。というか、好きな先生などわしにはいたのだろうか? まぁそれはさておいて、『リバティ・バランスを射った男』はこの先生のおかげで損をした。きっとつまらない映画だろうと決めつけていたのだ。五十年以上も。呆れる。

TSUTAYAでこの頃はハズレばかり借りているから、まぁこれでも見てみるかと手に取った。ガンマンが決闘をするだけの西部劇だろうと思っていたが、とんでもなかった。
主役はジェームス・ステュアート、助演は、ジョン・ウェイン。ならず者のリバティ・バランスはリー・マービン、その子分役にまだ無名のリー・ヴァン・クリーフがおまけでついている。
話は、ワシントンから来た夫婦が汽車から下りる場面から始まる。功成り名を遂げた男はガンマンの訃報を聞いて戻ってきたのだ。男は数十年前、この地にやって来た日から語りだす。
この構成は『ユリシーズ』のようだ。過去に戻って、現在で語り終わる。
あー、ジョイスではないよ。わしはあれは手に取ったことはあるが読んでいない。ギリシャ神話の『ユリシーズ』(『オデュッセウス』はラテン語でこれは英語)のほうで、1954年にイタリアで映画化されたのを観ている。
カーク・ダグラス、シルバーナ・マンガーノ、アンソニー・クインという、これも傑作。でもお子ちゃま映画だが。
ぐっすり眠れる良い映画だった。
