クラシック戦線という、才能と能力の対決が終わって6月からクラス編成替えをされた夏競馬が始まっている。

夏競馬の楽しみは3歳馬が古馬と対戦する下級条件。特に500万だ。勝ち馬検討の要素が複雑にブレンドされて、馬券推理を楽しむコテコテの競馬ファンには堪らない季節だ。
その醍醐味を醸し出しているのが降級制度だ。
このブログを見ている人に降級制度の説明は必要ないだろう。
昨年暮れに廃止を検討のニュースが流れたが、ワシは反対だ。
一口馬主歴10年の経験で知ったのだが、自分の馬が2勝するのはなかなか大変なのだ。3勝はもっと難しい。オープン馬は、ワシは1頭しかいない。しかし、かなりなラッキーと思っている。
丈夫で長く競争生活を全う出来た馬でも、40戦2勝38敗なんてものなのだ。
 
といって達観しているわけではない。馬を持っていれば当然勝つ姿を見たい。人気なんて関係ない、オッズなんてどうでもいい。愛馬が1着でゴールを駆け抜ける姿を渇望して日本全国の競馬場に遠征するのである。
大馬主も一口馬主も、その気持ちに変わりはないのではないか

降級制度はそのチャンスをもう一度作ってあげようという有難い制度なのだから、止めるなんて言わないで欲しい。
見方を変えよう。
大相撲が人気である。BS放送の幕下戦中継もなかなかおもしろい。幕下には、十両から陥落したベテランと未来に満ちた若ものが混在して、当然いろいろなドラマがあって、泣かせる話も多い。その対決が見もので、平日昼間が盛り上がっている。
 
競馬だってそうじゃないか。
古馬条件戦は大相撲の幕下のようなものである。気分一新して古馬が新しい夢を見る、こういう制度によって下級クラス馬が長く競争生活を続けられるし、馬主のメンタリティも支えられる。
降級制度廃止論は「改革のための改革」であろう。
愚か者の所業だと断言したい。