皆様、新年明けましておめでとうございます。

 

 昨年は、イギリスのEU離脱やトランプ氏のアメリカ大統領選挙の勝利等、世界的にもインパクトのある、予想外の出来事が多かった年でした。私個人に関して振り返ってみますと、知的財産事務所の所長就任1年目ということもあり、所長としての様々な活動であっという間に過ぎた1年であったように思います。特許のお客様を中心に、多くのお客様と対話する機会を頂き、お客様の置かれている状況の理解や特許事務所に期待していただいていることの理解を深めることができた年でした。

 また、弁護士としては、8月に、司法研修所卒業20周年の記念大会が京都で開催され、久しぶりに同期の友人たちに会い、旧交を温めることができました。また、11月から12月にかけては、筑波大学法科大学院の非常勤講師(科目:知的財産法演習)を初めて担当しました。準備も含めてなかなか大変ではありましたが、自分自身にとっても改めて特許法と著作権法の知識を整理する良い機会となりました。非常勤講師の仕事は、本年も継続することになっておりますので、引き続き受講生の方の役に立つ授業ができるよう、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。

 

  

      (写真左)司法研修所第49期20周年記念大会の一次会会場の様子

       (写真右)記念大会の帰りに立ち寄った京都泉涌寺の庭園

 

 さて、年が明け、2017年が始まりましたが、今年は、事務所としても、個人としても、少しずつでも新しいことにチャレンジし、変革していく年にしたいと思っております。昨今の世界情勢や企業動向の変化はスピードが速く、私たち特許事務所もその変化に対応していかなければなりませんが、そのためには、新しいニーズにも対応すべく、新たなことにチャレンジする必要が出てくるのではないかと思っております。「停滞は退歩なり」と申しますが、正に淡々と従来の仕事のやり方を踏襲していくだけでは、時代や業界の流れから取り残されてしまうように思いますので、そのようなことにならないよう、今年は、今まで以上に、新たな取り組みにも積極的にチャレンジして、前向きに変化していける事務所にできたらと思っております。

 個人的には、健康維持のために、何か体を動かす趣味でも始められたらよいとは思うものの、とても始められる気がいたしませんので、「新しい取組」ではないのですが、読もうと思って溜めている経営関係の書籍を読み進めることと、色々な外部活動や交流会に参加して、多くの方から良い刺激を頂き、そこから新しい取組のヒントを得ていきたいと思っております。

 

 本年も、多くの方のご支援とご指導を受けながら、より良い事務所の構築のため、1つ1つのことにしっかりと取り組んでいきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

特許業務法人樹之下知的財産事務所

所長 弁護士・弁理士 小泉妙子