6月2日
那岐ピークスタフトレイルチャレンジに参加しました
距離:52km
累積標高:4150m
距離が70㎞以上のレースでも累積標高は3000m台が多いので、いかにこのレースが「タフ」なのかがよく分かります
3月に出たキャノンボールはお祭りみたいなレースだったので本格的なものはこれが初めて。ちょっと不安
しかも一週間前、ふくらはぎを痛めてしまい、まったく走れない状況に
不参加も考えましたが、一週間の鍼治療とリハビリのお蔭でなんとか軽く走れるまでに回復。山の中に入れば、ほとんど歩きなので大丈夫かなぁと思い、せっかくなので行けるとこまでと出場を決意。
AM5:00 スタート
いよいよ長い闘いが始まります。はたして無事に帰ってくることができるのでしょうか
今日の目標はあくまでも「完走」くれぐれも無理をしないように
A1エイド 6:30
10km地点。予想以上によいペースでA1に到着。
ロード、トレイルとも心配していたふくらはぎは接地する度に違和感はあるものの大丈夫そう
しかしまだ始まったばかりなので、焦らず焦らず
A2エイド 9:30
20km地点。少し膝に痛みを感じ出したもののまだまだ元気。
酷くならないようペースを落とし様子をみます
ここからは階段地獄。
苦しいながらも周りの選手と声を掛けあいながらなんとか登りきれましたが、やはり下りでは膝が痛い
コース上で奥宮プロに出会いました。思わず写真撮影を依頼。
笑顔で答えてくれました
A3エイド11:20
27㎞地点。やばい、ふくらはぎは大丈夫だが、膝が本格的に痛み出した
登りはなんとか走れるが下りは痛くてまともに走れない
テーピングや置き鍼で回復を試みる。すると痛みはかなり軽減され、走れるように
さすが俺(鍼灸師・トレーナー)
自分の持てる知識とスキルでこのピンチを乗り切った
A1エイド15:30
この区間が一番つらかった。
先ほど治まった膝の痛みがなた襲ってくる
貼ったテーピングと置き鍼が、汗拭きが足らなかったのか外れてしまった。プロとして痛恨のミス
他のランナーが軽やかに下りを駆け下りている中、ゆっくりでしか下れない。悔しかったぁ
完走が目標なので歩こうかと考えましたが、ここで新たな問題が
それは関門閉鎖時間
あまりゆっくりしていると関門アウトになりかねない。リタイヤも考えたが、今後100㎞レースに出るためには50㎞以上のレース完走実績が必要。それにここで止めれば、辛い記憶だけが残る。もう完走するしかない
膝が悪化しないよう注意しながらすすみ、閉鎖30分前に第3関門に無事到着
A4エイド17:10
相変わらず下りはまともに走れないものの関門閉鎖50分前に到着。残りは6㎞のロードのみ
もうここまで来たら完走はほぼ間違いない。
この時、スタートから12時間が経過。歩いても十分な時間なのに、頑張れば12時間台でゴールできそう
ついさっきまでは「完走できたらそれでいい」と思っていたのに、急に欲が・・・。
12時間だろうが13時間だろうがたいして変わらないのに、必死に走ってしまう
ゴール 17:47
12時間47分 無事ゴール
長い闘いでした。
いやぁ普通に考えたら12時間以上山の中、走り回るっておかしいでしょ!
しかしこの達成感が半端ない
なんとか膝の具合が最悪にならず、無事ゴールできましたが、自分の実力・準備不足を感じました。
来年はもっと力をつけて、100km、100マイル、そしていつかはUTMF参加・完走できるに頑張ります!
大会関係者およびボランティアの方々の暖かい応援がすごく嬉しかったです。
有難うございました
また足を痛めてから「出場は断固反対」と言いながら、車の運転や各エイドでの応援してくれた妻には感謝しかありません。次はもっとカッコよく走るぞ!