巨大筋腫の摘出から2年
合併症の膀胱膣ろうの手術から
半年が経ちました


年末に主人が
“2016年はどんな年だった?”
と聞くので、
“手術が成功した事が一番良かった”
と答えた
主人の返事は
“それだけ?”

・・・。

(いやいや、それが一番でしょ?
あなたの奥さん、
半年以上も膣から尿が垂れ流しだったのよ?)

訳のわからん主人の問いに
“健康が一番よね”

と、にこやかに答え
静かに一年を振り返りました



尿漏れの原因もわからず
どの病院に行けば良いかもわからず
治るかどうかもわからず
不安に押し潰されそうな日々

家族以外には話せず
尿漏れを隠しながらの会社勤め

ゴミ箱には毎日毎日パッドの山


そして
何も言わなくても察してくれる母はいない
それが一番辛かった
お母さん、助けてと
何度泣き叫んだかわからない


思い出しただけで
背筋が凍るような恐怖が甦る


真っ暗なトンネルの中で
ひとりぼっち


取り残されたみたいな
孤独と不安・・・



笑顔の下に
そんな気持ちを
必死で隠した年だった