地震のニュースを見ると、3.11をどうしても思い出してしまう。
私の実家は、福島だから。
母は白血病で亡くなった。
病気が分かった時、母は〝どうしてこんな病気になってしまったんだろう〟と
言っていた。〝水のせいかな〟とも。
そう、福島は震災の時、津波や原発でも大きな被害があった。
母の病気になったのは、原発のせいではなのか、
震災にあって大きなショックを受けたせいなのではないか
いろんな事がぐるぐる頭を回る。
もしあの日、あんな地震がなかったら…原発がなかったら…
母は今も、生きていたんじゃないか。
時々どうしても、そう思ってしまう
避けることのできない自然災害がとても憎い。
理不尽なこの災いは、一瞬にして命を奪い、家屋を壊し、
人々の心に大きな傷を残す。
熊本の余震が続く中、地域の方々が
どんなに不安な思いでいることだろうと考えると、とても心が痛みます。
この苦難を耐え抜く力が与えられるよう、
私の、そして母からの、祈りが皆さんに届きますように…。