ここの暮らしにも慣れた。
慣れたのだが、
毎日心を刺されるような光景を目にする。
駐車場の屋根の下で屋外で飼われているあのこ。
チンチラカラーの立ち耳ちゃん。
職場のルートにいるあのこの安否を毎日確認しては胸をなでおろす日々。
毎日、ケージの中で座っている。
ぼーっとなにかを見つめて何を考えているんだろう。。
走る喜びもなく、ご飯は質より量なペレットのみで、ただただ一日一日を過ごす。
がーがーさんも隣にいたが、そのこは先日姿を消した。。
今朝は朝から暑いし、雨が降った後で湿度100ぱーというところだろうか。
ガン見はできないので、通る瞬間の1秒ほどで確認するが、
伸びて目を細めていた。
辛いよね…頑張れ。
と、心でつぶやくことしかできない。
ある日、夕方の帰り道、おじいさんとおばあさんが散歩していて、
おじいさんがおもむろにうさぎに近づき、青菜をあげていた。
(じーさんナイス!)
と、おばあさんが、じーさんまたうさぎにあげとるんかねー。と言う。
きっと、じーさんも気にかけている一人だろう。
アタシと違って行動力があるわ。。。
たまにビニール袋にお野菜が飛び出てケージに結んであるから、
あのじーさんがあげてるんだろうな…とその時ばかりはほくそ笑む。
こっそり、牧草を一袋置いてこようか。
いや、食べ慣れてないだろうから色んな種類をちょっとずつ置いてこようか。
保冷剤を置いてくるか。
ついでにうさぎの飼い方の本も置いてこようか。
なんぞ、もやもやと考えるも、
そんなことされたら気分を害するよな、
とか、気持ち悪いよな、とか思うと行動に移せずにいる。
無知なのだろうか?
それともそれでいいと思っているのだろうか??
わからん。
理解に苦しむ。
うちで引き取りたい。
でも、それも難しい話。
酷暑になる日本の夏を外で健気に生き抜く全てのうさぎたちよ、
頑張って。(>_<)