ギャラリーきのくに特別展解説⑦ 村井正誠 | スタッフブログ

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村井正誠(1905~1999)洋画家。岐阜県大垣市生まれ。幼少期を新宮市で過ごす。文化学院大学部美術科卒業。モダンアート協会創立。武蔵野美術大学名誉教授、日本美術家連盟理事長。抽象絵画の草分けの一人として活躍。新宮市名誉市民。

この作品はタイトルが、『京都2』となっており、同名の作品『京都I』は、京都国立近代美術館に収蔵されている。タイトルが示すように、熊野古道の出発点は京都であることから、今回の特別展に加えました。抽象画であるため、横長の作品の左側が、平安時代の御所で、右側が御所に続く大通りか、あるいは、現代で考えると京都を通過する国道1号線を表しているか、鑑賞者が創造を膨らませることができる作品です。