ギャラリーきのくに特別展解説④ 浜地清松 | スタッフブログ

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浜地清松(1885-1947) 洋画家。和歌山県串本町津荷生まれ。16歳で渡米(2回)し、ボストン美術館付属美術学校卒業。ニューヨークで会社勤めをしながら制作を続けた。古典的でアカデミックな作風を展開。渡仏し、サロンで入選を果たす。帰国後帝展で特選となる。

 

この作品は、那智勝浦町の紀の松島風景(6号)を描いており、緻密で写実的な描写は浜地清松の特徴でもある。廃校となった旧古座町立津荷小学校にあった《暖炉》の絵は有名で、現在和歌山県立近代美術館に収蔵されている。