いとおしい「クソガキ」フェンダー・ローズ | カセットテープがワカメ

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キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

この前のライブ、私は会場に備え付けの電子ピアノを借りて弾きました。メーカーはCASIOだったかな?いや違うかもしれない…もう最近では楽器のカタログとかにもあまり興味がなくて「いい音が出ればメーカーや機種なんて何でもいいや」という半分意識不明のスタンスなんですね。でもそれには理由があるんですよ。
Photo今はどこのメーカーのどの機種も「キレイで整った」音が出るからです。しかもボタン1つで「生ピアノ」「フェンダーローズ」「ウーリッツァー」などの過去の銘機の音色が選べます。これはたぶん楽器の進化できっと良いことなんだと思います。しかしどのメーカーの楽器もインパクトがなく没個性的なのは否めません。キノコさんライブ当日は「フェンダー・ローズ」の音色で演奏してましたが
「キレイな音だなー」感…90%
「ん?なんだこの違和感(ざわざわ)」…10%
でした。で、何が違和感かというと「整いすぎている」んですよ。本当のローズはもっとゴツゴツしてて親の言うことをきかないクソガキ的存在なんですね。大学の軽音サークル時代、部室にヤツがおりまして。チューニングはずれてるわ、鍵盤ごとに音量はバラバラだわ、しまいには音の出ない鍵盤はあるわ…でキノコさん勝手にお世話係を名乗りまして。ラジオペンチ片手によく調整してたのを思い出しました。このブログの読者にはローズのチューニングしたことある人いないだろうなー。もんのすごい大変なんですよ。トーン・バーという直径1mm、長さ10cmくらいの金属の針みたいな物にギターのワウンド弦みたいなコイル状の部品がついていて、それを前後にずらすことによってチューニングするんですが。1mm動かすとメッチャ音程が変わる、という微妙な世界なのにコイツがなかなか動かないのね。で、力をこめて動かすと一気に3mmくらい動いたり、しまいには力を入れすぎてトーン・バーが折れたり…で、どんなに苦労して時間をかけてメンテしても出てくる音はゴツゴツのバラバラ。そんなクソガキ・ローズを「このバカピアノめが!」と罵りながらいとおしく弾いていたことを思い出しました。
ところでこの画像は何だ?