ヘクター’87 その⑩ | カセットテープがワカメ

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キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

MSX⇒ファミコンへのデータ・コンバートの前後で作った曲の雰囲気が変わってしまうことは多々あったのですが、そんな中でもビックリするくらい変わっていたのが「ヘクター’87」『HISTORY2/4/6』ですね(「FAMICOM 20TH ANNIVERSARY ORIGINAL SOUND TRACKS VOL.2」#66,CD「20世紀ファミコン少年」Disc2-#11)。主旋律(Aパート)の音の高さが1オクターブ違って聞こえます。聞き比べていただくとすぐおわかりになると思いますがCD「20世紀ファミコン少年」の方が1オクターブ低く聞こえますよね。これはたぶんデータ・コンバートのミスではなく音色の問題だと思います。ファミコンのPSG音源は結構倍音丸出しで矩形波がブイブイ鳴ってますが元ネタのFM音源はオルガン風の音色。FM音源はもともと正弦波を発生する発振器をタテに積んで変調させたりヨコに並べて合唱させたりするモノなんですが、オルガン風の音色はその後者。「正弦波合唱」タイプで地味~な音色なんですね。作った時は派手なメインテーマに対比させて「抑え目」な感じを表現しようと思ってたたんですが、出来上がりは結構元気な主旋律になってしまいました。でも考えてみればシューティング・ゲームのBGMに「抑え目」はないですよね。これでよかったんだと思います。CD「20世紀ファミコン少年」をお聞きの皆さんには「元ネタはこんなに地味だったんだ~」と『ヘぇボタン』1、2回程度押していただければ幸いです。