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どぶろく知ってる〜?


どぶろく、身近?身近じゃない?

まず日本酒は、蒸した白米に麹と水を加えて発酵させたもの。

そしてそれを濾すと清酒。

濾さないで濁ったままのお酒がどぶろく!

 

 

 

 

 

どぶろくは酒粕成分が含まれている分、日本酒より更に栄養たっぷりで、

お肌にも腸活にもめっっちゃ嬉しい成分満載の

体に優しい夢のアルコール!!



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このどぶろくをお家で作ったのです!


私が参加している麹のオンラインスクールの2月の課題がどぶろくだったのね。


一月の課題はお味噌でした。



 

だけど、まず理解しないといけないのは

日本で許可なくお酒を作ることは法律で禁止されています。

 

酒税法という法律があって、戦後の財源確保のためにお酒に税金をかけ、家庭でお酒が造られてしまうと税金の回収が難しくなるという理由で

 

家でお酒作るのはダメ!!

 

となったのやって。そして今もその法律は生きているのね。

どぶろくはとっても古い時代から飲まれていたお酒で、酒税法ができるまでは家庭で当たり前に作られていたお酒。

 

 

私が住んでいるのはカナダなので、この酒税法は全く関係ないの。

イェーイ!

 

ちなみに日本で家庭での醸造は違法だけど塩が入った料理酒や、どぶろく酵母を起こしてパン作りをすることは可能。

 

飲むだけじゃなくて、無限の可能性がある歴史的麹発酵飲料なのやで。

 

ということでどぶろく作り開始!

 

必要なものは、

米、米麹、酵母、乳酸菌、水。

以上。

 



今回は米麹は手作りの生麹、酵母はイースト、乳酸菌は米のとぎ汁乳酸菌。

乳酸菌の役割は雑菌の繁殖を防ぐため。

酵母の役割はアルコール発酵を促すため。

 

作り方は

米を蒸して(少なめの水で炊く)、水と混ぜて

適温になったところに米麹、酵母、乳酸菌を混ぜる。

終わり。

(詳しいレシピは調べればいくらでも出てくるので検索してみてね。)

 

めっちゃ簡単。

 

 

あとはそのまま発酵するのをまじまじと見つめるだけ。


20時間後発酵が進んで分離している。

一日一度かき混ぜて、好みの味になったらお好みで布巾でぎゅーっと絞る。


絞るのなかなか大変やって、ナッツバッグっていう便利なものがあるのだって▼


 

絞らないままでもオッケー!

 

完成したものは炭酸飲料のペットボトルに入れて冷蔵庫で保管。

ガスでパンパンになって爆発することもあるから、ペットボトルが安全。



めちゃくちゃ元気なので蓋を開ける時溢れることあり!ゆっくりじっくり開けてあげる。

 

イーストを使った場合は発酵力が爆発的なので、あっという間に辛くなっちゃう。

だから美味しくなったらすぐに冷蔵庫に。

 

発酵食品って、生きている姿が見れるから、それがなんとも可愛くて楽しいやんね。

 

これで完成したどぶろくがね。

 

ものすごくおいしかったの。

 

私は絞ってどぶろくと酒粕に分けたのだけど

 

どぶろくは甘酒より少し辛くて、でもお米の甘さがジワ〜っとあって。

ちょっと、しゅわしゅわしていて。

アルコールはそんなにキツく感じない。

 


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これはすぐなくなるぞ、、、


 

このどぶろく、そのまま飲むのはもちろん

温めて飲んだり、ジュースで割ったり、

贅沢に使ってどぶろく鍋にしたり、もちろんいつもの料理にお酒として使ったり。

 

絞ってできた酒粕は、これまた栄養の塊。

粕汁、白和え、糠床、デザート、美容パックと使い道たくさん。

 


酒粕レーズン

 

昔はこれをおうちで当たり前に作っていたんやなあ。

昔の人はすごいなあ。

 

 

この文化が、受け継がれていかないこと。

日本にいないから手に入らない日本のもの。だから自分で作りたい。

 

そうして出会った麹の世界。

それでね、本当に麹ってすごいと思ったのね。

 

 

私は日本の生活が息苦しくてカナダに飛び出してきて、帰る予定も特にないのだけれど。

だけど、カナダに来て

子供に受け継いでいくべき日本の食文化がある。

って強く思ったし、

 

カナダにいるからこそ日本の人に伝えられる事があるんじゃないか。

 

とか思って今一生懸命勉強しているよ!

 

3月は赤味噌!

ワクワク続きや〜!

 

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