ルオストのホテルに宿泊してる間にクレジットカードが止められたことに気付いた私。
ヘルシンキまでのチケットが買えず焦ります。そして、刻一刻とチェックアウトの時間が迫ってきました。
チェックアウト当日を迎えて
早起きした私は早々に準備を済ませ、腹を括ります。そして「何が起こっても楽しもう」と誓いました、自分に。
そして不安のなかにも、「大丈夫。なんとかなる!」「なんとかする!」って謎の自信もありました。
あっ朝食のバイキングは前日とほぼ変わりない内容なのでさくっと飛ばしますね~。
そしてチェックアウト後、送迎のバスを待ちます。
行きもそうでしたが、なかなか来ません。多分、早めに来るとかないんでしょうね。
で、他に待ってる人がいないから不安になるんですよね。
そうこうしてる間に5分前ぐらいになって、中国人らしき2人組の女の子も同じ場所でバスを待ってる様子をみせます。
同じバスを待ってるのかもな~って思いました。
時間になって、バスは現れません。
流石に不安になった私は中国人の女の子達に話しかけました。
あなたたちもロヴァニエミの駅に行くの?
そうだよ
私もそうなの。一緒だね~
一緒一緒♪
ほっとしました。
私、英語があんまり話せないの
あなたは日本人?
そう。日本人だよ~
そうなの!私たちは香港から来たの。私たち、日本が大好きだよ!
ありがとう♡
二人ともとてもフレンドリーでした。
そんなやりとりをしていると、バスがやってきました。
バスの中でも少しだけやりとりをしたんですよね。
「あなたは一人なの?」とか「このあとどこに行くの?」とか。心がぽかぽかしたひと時でした。
ロヴァニエミの鉄道駅に到着
到着するも、なんだか様子がおかしいです。私はすぐに窓口の人に話しかけました。
クレジットカードが止められてしまって現金しか持ってないんです。チケットを買いたいです
あ~実は、ストライキで今日VRは運行してないんだよね…
そ、そんな~。実は私現金もあまりもってなくて、このままじゃヒッチハイクするしかないです
ちょ、ちょっと待って。別の係の者を呼ぶから
かくかくしかじか。
あなたは現金は持ってるの?
VRのチケットをギリギリ買えるだけのお金は持ってます
そう、それならバスのチケットは買えるわね。ちょっと待ってね
みなさん!この中に彼女に代わってチケットを買ってくれる方はいますか?
駅にいる人たちに向けて声を掛けてくれたんです。
そこで現れたのがさっきの香港の2人組の女の子の一人でした。
Hi!いいよ。代わりに買ってあげるよ
ありがとう。本当にありがとう(´;ω;`)
こうして私はインターネットでクレジットカード決済を代わりにしてもらい、チケット代の現金を彼女に渡しました。
これがなければ、私はバスのチケットを買えなかっただろうと思います。
本当に、本当に。感謝しています。
かくして私は夕方発の夜行バスのチケットをゲットすることができました。
夜行バスのチケットはVRのチケットの半額。これにより、私はなんとか旅の資金を手元に残すことができました。
ただ、バスの発車時刻が遅いことと時間がかかるので今日泊まる予定のヘルシンキのホテルにはチェックインが間に合わないことになります。
連絡しなければ、、、と思うのですが、SIMカードのギガを使い果たしてしまってるので連絡手段がない私は、また一つ問題を抱えたまま行動することになります。
とりあえず、現時点で13時。バスの発車が17:30。時間もあるし、バスステーションまで歩かなければならないので、移動しつつフリーwi-fiのスポットを探そうと思いました。
ロヴァニエミ観光
図らずしも、ロヴァニエミ観光。
またキャリーケース引きながら雪道を歩きます。デジャブかw
でも、不思議と辛くありません。私は、この旅で少しばかり逞しくなったのかもしれません。
結局、フリーのwi-fiスポットは見付からなかったんですが、途中で大きなスーパーを見掛けたので入ってみました。
たしかKスーパーマーケットだったかな。
スーパーの商品を眺めながら、私はふと思います。
「なんだか安いっぽいし、ここでならお土産買えるかも」と。
そこで私はお財布の現金と相談しながら、値札とにらめっこしながらみんなへのお土産を選ぶことにします。
一時は、もうお土産買えないかも。みんなごめん!と思ってたんですが、バスで帰ることによって60ユーロ近く手元に残ったんですよ。(しかも今後のホテルや飛行機代はもうすでに支払っている)
そして、自分の中で一つ希望というか試してみたいこともありました。
それはクレジットカードのタッチ決済です。たしかに、行きのVRのレストランカーではタッチ決済が出来たんです。
だから、もしかしたらタッチ決済(もしくは少額決済)なら出来るのかも、試してみる価値あるかもって。
フィンランドのスーパーでのレジ体験、楽しかったです♪
クレジットカードのタッチ決済はヘルシンキで試してみよう、と心に誓いました。
夜行バス
スーパーでの買い物を終えた私はバスステーションに向かいました。
バスステーションに着いたのが夕方16時頃。また待つことになりますが、もう慣れっこです。
待ってる間、日本人の親子と思われる旅行者がいたので、バス乗り場はここで合っているのか?尋ねました。
「大丈夫。合ってるとおもいますよ」と優しく答えてくれました。
そして、バスが来ました。
バスではwi-fiが使えました。
私はメールでホテルにメッセージを送りました。
多分、へんてこな英語だとは思います。(汗)
すぐ、ホテルから返信が来ました。
翻訳機能さまさまであります。
とりあえず、確実に目的に向かって進んでいるし。ひとつずつ、心配事は解消していってる。ジェットコースターみたいな旅だなぁと思います。
波乱万丈で起承転結ができててよくできている。「誰だ、脚本考えてるのは」とか、思ったりしました。
それにしてもこの歳で夜行バスに乗るとは思わなかったなぁ。日本人観光客の方にも「えぇっ?!!ヘルシンキまで?!」ってびっくりされたもんなぁ。
まだまだ旅は続きます☆