タイミング法を2回行いましたが、妊娠することができませんでした。
タイミング法3回目で卵胞がうまく育たず、先生から「次回から体外受精に切り替えた方がいいです。金銭的なこともありますので、旦那さんと相談してください。」と言われました。
旦那さんは、タイミング法からいきなり体外受精という展開があまりにも早すぎて、ステップアップすることにいい返事をしてくれませんでした。
私は、「体外受精にステップアップしたい。お金の負担が嫌なら、ここからは私が全額出すから協力してほしい。」と旦那さんを説得しました。
旦那さんは、そこまで不妊治療をしてまで子供がほしいという感じではなかったようですが、私の想いや気持ちを考えてくれて金銭的にも精神的にも支えてくれました。
体外受精にステップアップするからには、今まで以上に体調面を気に掛けたいと思いました。
母親におすすめされた布ナプキンや腹巻きをしたり、足首までの靴下をはいたり、湯船にゆっくり浸かるなどして体を冷やさないようにしました。
大好きなお酒も控え、断りきれなかった飲み会の場では「最近お酒飲むと頭痛がするから控えてる」と嘘をついて禁酒しました。
当帰芍薬散という冷え症を改善する漢方を飲んだり、体重を増やすために補食としてプロテインを飲んだり本当にたくさんの努力をしました。
採卵日まで痛い思いをしながら自己注射をしたり、下腹部にテープを貼ってかぶれたり、大変な日々を乗り越えたところ、10個の採卵に成功しました。
私が通っていたクリニックは、体外受精と顕微授精を半分ずつ行う方針で10個のうち5個受精卵となりました。
受精卵5個のうち凍結出来たのは3個(初期胚1個(体外受精8vl)、胚盤胞2個(体外受精4CC、顕微授精4AB))でした。
移植のチャンスは3回…。
3回の移植で妊娠することが出来なかったら、また痛くて辛い採卵をしないといけないのか…。
暗い考えが頭の中をぐるぐる回り続ける毎日でした。
つづく…