雨が強く降っていて胃が痛い。気圧の変化にやられているのだと思う。

胃が痛いので何を食べていいかもわからず、液体ならいけるかと思ってお味噌汁をつくろうと思ったがそういえば豚肉と根菜ミックスがあるなと考えなおしたので豚汁にする。豚汁が胃にいいかはわからない。消化に負担かかるからあんまりよくない気もする。でもうまいからたべてる。


わたしは豚汁のことをぶたじると呼ぶ。これはたぶん北海道弁で、大学の学食で「ぶたじるください」と言っては「とんじるね」と言い返されていつも学食ではぶたじると呼ぶのだったかとんじるだったかわからなくなって二択を外して「ぶたじるください」と言い続けていたらおばちゃんが何も言わずに豚汁を出してくれるようになった。学食でどれだけ豚汁食ってるんだって話ですが豚汁はうまいからいいのです。おにぎり握って持っていってライス代を浮かせていたこともある。すいませんみみっちい話を…


学食ではなんの料理なのか全くわからないけれどきんぴらごぼうを豚肉と炒め合わせたみたいなやつがご飯に乗ってるどんぶりが好きで、それをよく食べていた。料金のうち30円?とかが社会貢献に使われるらしくてそれもいいじゃんと金がないなりに思っていた。

二食では(法政大学市ヶ谷キャンパスには食堂がやたらいっぱいあった)温玉からあげ丼を永遠に食べていた。あれがもう食べられないことはかなり世界の損失だと思う。


ラジオを聴いていたら喫煙所の話題が出ていた。わたしは喫煙所というものがとても好きなので喫煙者になりたかった。チルい感じで交わされる会話は本質をついていることが多いと思っていた。お笑いサークルのネタ見せでみんながたばこ吸うときは野菜ジュース持って喫煙所についていっていた。


酒もたばこもギャンブルも女もやらないのでお金が有り余っていてもいいはずなのに、本とお笑いライブと喫茶店に使うからお金がなくて不思議だ(理由がわかっているから不思議ではない)。


ひとがたばこを吸っているのを見るのが好きで、みんな喫煙所に行ってしまうけれどできればわたしの前で吸っていてほしいと思うので喫煙所までついていってしまう。そして服も肺もけむくなる。

小さいときはたばこの煙がかなり苦手で、夏祭りで浴衣を着せられてうろうろしてたときたばこを吸っているおじさんの集団の近くにいたら咳が止まらなくなり、いとこのななちゃん(学年でいうとひとつ上だが3ヶ月くらいしか生まれが変わらない)に腕を引っ張られて人混みのなかを逃げた記憶がある。そんなに本気で逃げなくてもよかったのだが、ななちゃんはめちゃくちゃ遠くまで走ってくれた。そのことをよく覚えている。


いまは連れがたばこ吸っているくらいでは肺は平気だし、知ってるひとのたばこであれば受動喫煙もそんなに気にならないので、だれかとご飯とかいってそのひとがたばこ吸いに抜けてしまうとうわ〜〜吸ってるところ見せてくれよ〜〜〜と思うのだが最近の喫煙所は狭いので野菜ジュース持って入るのがむずかしい。大学生の頃はピロ下(ピロティの下)がひろびろと喫煙スペースで、そこでひとがたばこを吸ってるのを見ているのが好きだったし、だいたいそこに行けば知り合いがいた。


文学をやるひととお笑いをやるひとは喫煙者が多い。いまでもそうだと感じる。お笑いサークルの合宿ではよくメインストリームのひとたちの会話についていけなくなって、喫煙所にいるひとたちとだるく喋っていた。細江さんにスーパーカーで好きなアルバムを聞かれて、ベスト盤「A」の曲順がかなり好きなのだがそれを恥ずかしくて言えなくてあわてて「スリーアウトチェンジ」と答えてしまったことをいまでも後悔している。アルバムの中だと「Futurama」がすきです。


窓を開けていたのだがさすがに雨がふきこんでくるので閉めた。胃が痛い。知っているひとがたばこを吸っているところが見たい。


タイトル画像はきしたかのの配信で岸さんにピザ奢ってもらったあとたばこを吸っている春組織新垣さんです。フォルダにたばこの写真がなさすぎて昔の画像引っ張り出してきました。


つぎはひなちゃんです!