もともと今日は早起きする予定だったが、それにしてもだいぶ早くに目が覚めた。昨日、男性ブランコの単独帰りに飲んだ酒がだいぶ身体に残っている。飲み過ぎだ。


Tシャツにジャケットを羽織って家を出る。昨日は大風でひどいめにあったが、今日はうってかわって晴天だ。新幹線の遅れを心配していたが、大丈夫そう。今日は大阪へ日帰り出張だ。


大阪って新幹線でサクッといけるようでいて、行くとけっこう遠いなと感じる。今日は日帰りなので、5時間くらい新幹線のなかで過ごすことになる。新幹線のゆれで仕事がまったく捗らず、ひまなので軽く眠る。


新大阪駅の改札で営業くんと合流し、お昼ごはんにたこ焼きを食べた。ほんとうは551蓬莱のレストランに行ってみたかったのだが、めちゃくちゃ並んでいたのであきらめてたこ焼き。べつに東京にいても食べられる気もするが、大阪に行ったらなんとなく食べたくなるし、実際あつあつとろとろでとてもおいしい。わたしはたこ焼きがだいすき。



仕事はイレギュラーなこともあったが、とてもうまくいったと思う。わたしは取材をする仕事をしているのだが、取材相手もとてもいい方で、話の内容もとてもおもしろかった。記事にするのがたのしみだ。


仕事を終えて、すぐに駅の個室ブースに移動する。取材直後にまったくべつのアポイントが入っていて、脳も身体も忙しい。


最低限今日のうちにやらないといけないことは終えて、串カツを食べるために電車に乗った。遠方の気になるお店に行ったり、ご当地ならではのものを食べるのが、出張の醍醐味。


目当てだった串カツ屋のうちひとつがあいていなくて、もうひとつの人気店でどて焼きと串カツを食べた。観光地なので決して安くはないが、地元のひとも多くきており、とてもおいしいお店だった。

席は揚げ場の目の前のカウンターで、おにいさんが次から次へと串を揚げていくのをぼーっと見ながらビールを飲んだ。おにいさんはやる気のなさそうな顔つきだが、具材ごとに実にいい具合に火を通していて、これはプロの仕事だと思った。


いい気分になり、ジャンジャン横丁を散歩して、また新大阪へ戻る。まだおなかに余裕があるのでなんかシメを食べたいところ。


結局ベタではあるが551の豚まんにした。新幹線のなかで食べるのはマナー違反かもと思いつつ、発車の時間が近づいていたのでやむをえず車内で食べることにする。よくネットでは「新幹線で551食べるのはもはやテロ」と揶揄されたりしているが、実際に遭遇したことがないのでどれだけ匂いが気になるものなのかわからない。わたしの座席の近くに、蒸気であたためるタイプの弁当を食べている青年がいたので、戦犯はわたしだけではないですよ、という顔をする。

551はあれだけたくさんの人が買っていくのにひとつひとつお店で豚まんを手包みしていてすごい。てっぺんがきゅっとねじられた形も、小ぶりなサイズも実にキュートである。551の豚まんは皮に甘みがあり、タネもジューシーで、やはりおいしい。わたしは肉まんでいえば神楽坂の五十番派だが、ひさびさに食べられてよかったと思う。


おなかが満たされたので、帰りの新幹線でも居眠りをして帰りましたとさ。


おつぎはかなさんです。