昨日は、子どもの「はてな?」に
共感するメリットをお伝えしました。
今日は、さらに一歩進んで、
学びを深めていくコツを
実例をもとにお話します。
もし、答えを知っていれば
教えてあげればいいですが、
即答できないこともあります。
そんなときは、
正直に「知らない」ことを
子どもに伝えて大丈夫。
知らないから、調べてみよう
知らないけれど、考えてみよう
一緒に調べたり、考えを伝えあう
たとえ答えにたどり着かなくても、
そのプロセスが大切なんです。
深い学びにつなげていくには、
答えに早くたどりつく必要はないし、
たどり着けなくてもいいんです。
「対話」によって考える経験が
子どもの思考力を鍛えます。
小さい時に十分な「対話」を重ねると
自ら問を立て、調べ、考える力が
自然と身につくのです。
ちょっと想像してみてください
お風呂上り、4才の子どもが
話しかけてきました。
「ママ、なんでお尻は割れてるんだろうね」
さあ、なんと答えましょう?
お尻が割れている理由、
私は知りません。
すぐに調べられないので、
一緒に考えることにしました。
ポイントは2つだけ
- 興味を持って返事をする
- 一緒に考える
「確かに、なんでだろうね。
もし割れてなかったら、どうだろう?」
一緒に考えるといっても、
自分の考えは控えめに。
子どもが考えやすいように
違った角度から問い直して
みました。
「割れてなかったら、人魚みたいだね。」
ちょっと考えて、子どもが答えました。
「人魚ね、なるほど、人魚か。」
人の話をしているのに、
人魚がでてきました。
なんで人魚がでてきたのか?
そこにヒントがあるかもしれません。
もう一押し、子どもに質問してみます。
「人魚と人の違うところは何だろう?」
「違うところ……ああ、足!
そうか!
人間はお尻の次(=下)に、
足が2本あるからね、
だから真ん中で割れてるんだ!」
キラキラの笑顔で、
お尻の謎を解き明かしました。
真実は知りませんが、
子どもは大発見をした気分。
思考力が鍛えられるだけでなく、
自己肯定感も育ちます。
下品で、くだらない内容、
どこが学び?と思いましたか?
人の体のつくり
魚の体のつくり
骨の図鑑や絵本に
つなげていけば、
さらに学びが深まります。
ばかばかしく思えるような
子どもの疑問「はてな?」
大まじめに対話をすると、
大人も普段使わない回路を使い
意外と楽しいものです。
子どもの「はてな?」に
興味をもつことから、
はじめてみてください。
数年後、こんな風に
言われるかもしれません。
「小さい時から、どんな変な質問でも
ちゃんと聞いてくれてありがとうね。」
子どもが、私に一番感謝していることだそうです。
また他のエピソードも
ご紹介したいと思います。
本日も最後までご覧いただき
ありがとうございました!
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