以前、水彩絵の具を使った「にじみ」技法をご紹介しました。
 

 

鮮やかな色の混ざりあいは、

子どもの感性を刺激するだけでなく、

じっと現象を観察する力も付きます。


ただ、水彩絵の具はまだ早いかな…

  • 子どもが小さいから汚しそう
  • 後片付けが大変そう
  • 水あそびになりそう
など、2才前後のお子さんだと、
ちょっとハードルが高いですよね。
 
そこで、今日は「にじみ」を簡単に
水性カラーペンでやってみましょう。
 
写真の子どもは、1才10か月です。
アトリエ樹乃会の1才児、にじみ遊び
 
用意するもの
  • 水性カラーペン
  • スポイトと少量の水
  • 天ぷら敷紙
  • 新聞紙
遊び方
  1. 新聞紙を朝刊1日分、重ねたまま広げます。(水染みが心配な方は、新聞紙の下にレジャーシートやビニールを敷いてください。)
  2. その上に、天ぷら敷紙を置きます。
  3. 水性カラーペンでお花(点々やグルグルでOK)を描きます。
  4. スポイトでお花に水をかけると、にじみます。
  5. 日に当てて乾かして完成です。
アトリエ樹乃会の1歳児、にじみ遊び
 
子どもが楽しければ、それでいいのですが、
声かけの参考に、ポイントをお伝えします。
  • 色に対する感性が豊かになる。
  • 紙に染みていくインクや混ざる色を観察する。
  • ペンのキャップの開け閉めで、指先が鍛えられる
  • スポイトという道具の不思議・観察。(どうしたら水が入るのか、どうして水がはいるのか)
その子にとって、適切なタイミングで、適切な声かけをしてやることで、密度の濃い遊びができるようになっていきます。