木の家づくりネットワークの河村大工さんが作った几帳面の
サンプルが紹介されました。
タレント、予備校講師の林修さんが普段使われている言葉で
その語源が意外と知られていない言葉を説明するコーナーで
几帳面サンプルを手にとって、説明しました。
平安時代以降、身分の高い人が織物を掛けるための道具の
柱などの木材の角をとても手間がかかり、技能が高い職人が
加工しました。
まさにコツコツと、几帳面につくらなければ出来ない
細かい角の加工を几帳面と呼びましたが
それが丁寧な性格の表現に転化しました。
流石にこうした加工は今では普段の木の家や建築には
なかなか用いられませんが、そうした技能を持つ大工や
職人がコツコツ造ることは、質の高い木の家を造る上では
同様に大切で、もっと評価されていいですね。
家のインテリアの壁の一部に吊り飾り用の仕込みフックを
木で造り、壁に埋め込みました。
吉野杉、桧で作られたティッシュボックスも、細かい木目が
空間を引き締めてくれます。
無垢の木を使った照明や小物入れなども、おしゃれな
手作りのアクセントになります。
木の技を生活の一部にさりげなく飾ることで
几帳面が受け継げられるといいですね。
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