47)床暖パネルの敷設工事 | 木の家散歩

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天井の工事が終わりになると床暖パネルの敷設工事を行います。


普通は床を張ってから、傷がつかないように床養生ボードで養生をして、天井の工事を行います。


その場合は重い機械や材料を万が一おとした場合には、養生ボードがさほど硬くないため、床板に傷がつくことがあります。


特に吹き抜けなどがある場合は、二階からものが落ちるリスクもあるため、二階の仕事や天井の仕事を終わらせてから床の工事を行う工程にしました。


床下地板に床暖房工事職人がパネルの位置を黒い線で描き(墨出し)、その位置にパネルを敷き込んでいきます。



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床暖パネルの厚さは12ミリですので、お湯が通る架橋ポリエチレン管の太さは7ミリです。


管が細いため、細かめに配管が組み込まれています。


エコウィル(発電ガスエンジン廃熱利用給湯機)のシステムに組み込まれたパネルのため、ガス会社の既成品からプランニングに併せて選択しました。


床暖の場合は一般的に床面積の約75%ほどを床暖ゾーンにしないと厳しいですが、断熱気密性が高いことやペレットストーブの補助的暖房として設計していますので50%以下の敷設率です。



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全面にアルミパネルが張られており、パネル全体で輻射熱を放出します。


緑の線のところにしか釘やビスが打てないようになっています。


最後に配管の中に水を通して、圧力をかけて、配管を一本につないで端末にメーターのようなゲージを付けて敷設工事が終了します。


万が一、配管に傷をつけるとケージが下がりますので、その場合は工事を止めて確認します。


腕の良い信頼できる大工さんですのでまず問題ないでしょう。


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