こんにちは。きのひです。

「ココロとカラダを整えるオトナ女子の休み方」 友野 なお 著 を読みました。

2023年6月16日 初版第1刷発行











著者は睡眠コンサルタント/株式会社SEA Trinity 代表取締役

自身が睡眠を改善したことにより、15㎏以上のダイエットとパニック障害の克服に成功した経験から、科学的に睡眠を学んだのち、睡眠の専門家として全国にリバウンドしない快眠メソッドを伝授。












20代の終わり、著者には仕事も収入もなく、人間不信から恋もできませんでした。

重度のパニック障害で外出もできず、今よりも15㎏以上太り、古くからの友人が著者だと認識できないほど外見も変わってしまっていた。












「今の私には休む時間も権利もない」と睡眠時間を削って解決策を探しパソコンにしがみつく生活を続けていた著者。

転機となったのは母の言葉でした。












「1度くらいちゃんと寝なさい!」

その言葉に著者は「こんな私でもゆっくり眠る時間をもっていいんだ」と心からホッとできたのです。











何も意識せず「ただ寝る」という感覚から徐々に明らかな体や心の良い変化を感じはじめた。

「そこから睡眠を自分なりに徹底的に改善していってみたいと考えるようになりました」











前へ前へと進むだけではなく、自分の心と体を労り、休ませる。

それにより「これまで知らなかった自分の能力に気づけたり、諦めかけた夢が叶ったりします」











それは著者が自分で経験した奇跡のような出来事。

でも「きちんと科学的に裏付けがあり、誰にでも起こりうることです」












ドキッとしたのは「『理想』を『目標』にしない」

最終目標である「理想」をゴールとせずに、今の現実の自分よりも「ちょっと上」を目標にしてみる。











「そこがクリアできたら、またそのときの自分よりも『ちょっと上』を目標にします」

少しずつ「完了」させていくスモールステップで理想に近づいていくことが望ましい。












「完璧主義ではなく、完了主義が目標への道へ導いてくれます」

小さな目標を1つ1つクリアしていくことで、達成感が得られ、やる気やモチベーションも維持できる。











また、よいことを「プラスする」前に、まずは「マイナスになっていることを減らす」のも有効な方法です。

そこができたら「これならできそう!」と思うものをどんどんプラスしていく。











例えば、良質な睡眠をとることが理想とすると「夜更かしをしない、就寝前に食べない、寝だめをしない」

「マイナスになっていることを1つずつ消去していくという考え方です」















わかりやすい!

それぞれは知っている情報でも「スモールステップ」として考えることで実行しやすいように思えました。