こんにちは。きのひです。
「薬なければ病なし」 塔山郁 著 を読みました。
2024年7月17日 第1刷発行
新しい甘味処(あまみどころ)が神楽坂(かぐらざか)で営業をはじめた。
今風にアレンジしたあんみつ、みつまめ、ところてんなどを出す「狸日和(たぬきびより)」という店です。
テレビや雑誌で紹介されたこともあり、すぐに行列ができる人気店になった。
原木(はらき)くるみは毒島(ぶすじま)さんを誘ってきてみました。
毒島さんは調剤薬局に勤めている薬剤師。
「このお店の評判は聞いていたので来られて嬉しいです」
23歳のくるみより6つか7つほど年上ですが年下のくるみにも丁寧な言葉を使ってくれます。
「テレビや雑誌ではパフェやあんみつ、お汁粉が取り上げられていますが、有機野菜のサンドイッチや薬膳ドリンクといったメニューもありますよ」
メニューの後ろの方のページには「葛粉と生姜(しょうが)、シナモン、ナツメ入り甘酒」という薬膳ドリンクもある。
「甘酒はミネラルやビタミンが豊富で、疲労回復や滋養強壮に優れた『飲む点滴』とも呼ばれている食品です」
飲む点滴・・
栄養があるってことでしょうか。
「サワイ健康推進課」健康レシピ&ダイエット「『飲む点滴』甘酒で夏バテや便秘を予防!」
「昔から多くの人々に親しまれてきた、日本の伝統的飲料『甘酒』」
「近年は『飲む点滴』としてその健康効果が注目を集めています」
「どのような栄養成分が含まれているのか、またどんな飲み方をするとより効果的なのか、芝大門いまづクリニックの今津嘉宏先生に伺いました」
甘酒の作り方は大きく分けて2種類です。
米麹を使って発酵させた「米麹甘酒」と、酒粕で作る「酒粕甘酒」
米麹甘酒では麹菌が繁殖する際に多くの酵素が分泌されます。
その酵素によって米に含まれるでんぷんが分解され、脳や体のエネルギー源となるブドウ糖などに変化する。
「ブドウ糖は点滴に欠かせない成分の一つであることから、米麹甘酒が『飲む点滴』と呼ばれるようになったという説もあります」
酒粕は、酒米を醸造させて日本酒を作る過程で、もろみを搾った後に残る「副産物」
白色の固形物で、板状や練り状などさまざまな形状で市販されています。
酒粕甘酒はこの酒粕を溶かし、砂糖などの甘味を足して作られたもの。
「なぜ甘味を足すかというと、もろみを搾った後の酒粕には糖質があまり含まれていないからです」
米麹甘酒と酒粕甘酒のどちらにも「アミノ酸」と「ビタミンB群」が含まれる。
「アミノ酸は体のエネルギー源として不可欠な成分で、疲労回復や体力増強、筋肉量の増加などさまざまな働きを担っています」
ビタミンB群は糖の代謝や脂肪の燃焼を促す作用がある。
またエネルギー代謝にも重要な役割を担っています。
「食物繊維」と「菌」も含まれていてこれらは腸内環境を整えてくれる。
食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなって善玉菌を増やし、便のかさを増やしてスムーズな排便を促します。
甘酒に多く含まれている麹菌や酵母などの「菌」
「これらの菌のほとんどは胃酸で死んでしまいますが、死骸は腸の中で善玉菌の栄養分となります」
健康効果を得るために大切なことは、適量をコンスタントに摂取すること。
「1日当たり100~200mlの甘酒を目安に取りましょう」
「コップ1杯の甘酒に大さじ1杯の無糖ヨーグルトをプラスするといったアレンジもお勧めです」
「甘酒に含まれる成分は加熱してもほとんど変化しないので、味噌汁の仕上げに大さじ1杯くらいプラスするのもお勧めです」
「コクが増し、いつもとは違った味わいが楽しめます」
味噌汁に甘酒・・
その発想はありませんでした。