福田美術館「進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち」展 | こっちのkinocoのブログ

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思いついたことを
ぼちぼちと・・・

嵐山は今年2回目

福田美術館も今年2回目(^0^;)

1月から始まった「進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち」展を観てきました(^^ゞ

京都画壇の重鎮であり、近代日本画の巨匠・竹内栖鳳と、後に続く画家達の作品を観て行こう・・・という内容の展覧会ですね。

今回も福田美術館の収蔵品が中心で、見たことのある作品も多かったですが・・・

まず竹内栖鳳の作品では、やはり動物画が目について、
斬新なアングルの鹿の絵「春日野」(左)とチラシなどにも使われてる「金獅図」(右)

金屏風の「春郊放牛図(右隻)」

牛の側に描かれてるのは雀

栖鳳は雀が得意で、こんな絵「野雀」も(^・^)

同じ鳥では、セキレイを描いた「水風清」

サギを描いた「水風白鷺」

そして、カワイイと言われる「猛虎」(^0^;)

日本画では扱われなかった浮き草を描いた「萍花沈月図」のような革新的な絵もありました。

また、円山応挙から栖鳳にいたるまでの系譜も紹介されていて、これは栖鳳の師・幸野楳嶺の「蓮華之図」

円山応挙では、この「龍門鯉」が印象的でした。

そして、川合玉堂・横山大観・竹内栖鳳という豪華メンバーの共作「雪月花」

左から川合玉堂「雪」、横山大観「月」、竹内栖鳳「花」ですね。

 

 

同じ3人による「雪月花」には別の作品もあるようです。

続く2階の展示室では、栖鳳の弟子達の作品が並ぶわけですが、こんな相関図のパネルがあって、実に錚々たるメンバーですね(O_O)

展示作品の中から、いくつかピックアップしていきますと、
人物画では、上村松園「しぐれ」

西山翠嶂「槿花」(左)、伊藤小坡「雪の朝」(中)、橋本関雪「梅華佳人図」(右)

同じような画風に見えた、村上華岳「雲中散華」(左)と入江波光「散華来迎」(右)

動物画では、西村五雲「高原之鷲」

土田麦僊「白梅叭々鳥」

小野竹喬の「河口近く」(左)と「崖」(右)では、画風ががらっと変わって面白いですね。

これは以前にもあげましたが、お気に入りの池田遙邨「旭譜」が今回も展示されていました(^^♪

あと、反射してキレイに撮れてなかったんですが、徳岡神泉の「鯉」と「池」

好きな画家なもんで(^_^;)載せておきます。

そんなわけで、近代日本画の好きな方なら、見応えたっぷりな内容なんではないかと・・・(^^ゞ

後期展になると、だいぶ作品の入れ替えがあるようなので、また行ってみたいですね(^o^)