「光る君へ」の「続々・誰か気にしてるかな」な話 | こっちのkinocoのブログ

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思いついたことを
ぼちぼちと・・・

「光る君へ」の第5回、今回もまた創作たっぷりな内容でしたが(^_^;)

ドラマ的には、道綱が登場し、

関白・左大臣・右大臣の思惑が「初めて」一致したようで・・・

花山帝退位に向けて、着々とストーリーが進んで行ってるようですね。

ま、そういうドラマの本題については、他の方におまかせして、私はまた「誰か気にしてるかな」な話を(^0^;)

「今回の源氏物語」としては、そのものズバリな感じの物は気が付かなかったのですが・・・
左大臣家で、逃げた猫を追いかけて倫子が人前に出て来るという、トデモナイ設定(~_~;)

これは、源氏物語「若菜上」で猫が御簾を巻き上げたせいで、女三の宮が姿を見られてしまうという場面から来てるんでしょうね。

ドラマ的には、倫子が道長に嫁ぐ伏線になるのかな。

まひろが琵琶を弾くシーンも印象的でしたが、まひろの琵琶は、母の形見でしたっけ・・・

平安時代、女性が琵琶を弾く事は、あまり好まれなかったと言われてますが、
その割には、源氏物語では明石の君が琵琶の名手だったりと、琵琶がよく登場する印象があります。

紫式部日記にも自邸に「琵琶が立てかけてある」ことが書かれていたりして

案外、紫式部は琵琶が上手だったのかも(^^ゞ

そして、何より気になったのが、まひろと道長の密会の場所で
ドラマでは「六条」とだけ言われてましたが、どこなんでしょう?

「六条」でまず思いつくのは、光源氏のモデルとも言われた源融の邸宅・河原院。
源氏物語で光源氏が夕顔と逢い引きした場所とも言われてますが(あの日も満月だった?)、時代が違うので荒廃して、残ってたのかどうか・・・

もひとつ、光源氏の恋人の一人、六条御息所が住んでいたのもここで、その邸跡を取り込んで作られたのが光源氏の大邸宅「六条院」(写真は大林組広報誌掲載の六条院復元イラスト)

これはもう物語の中の邸宅ですけどね(^_^;A

ま、そんなことで「六条」は源氏物語ゆかりの地と言えるんですが、
この密会の手引きをしたのは直秀で、彼が何故この地を選んだのかが気になるんですよね。

ま、深い意味はないのかもしれませんが・・・


最後に第5回のラストシーン

哀しくも美しいヒトコマでした。