京都国立近代美術館「円山応挙から近代京都画壇へ」 | こっちのkinocoのブログ

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思いついたことを
ぼちぼちと・・・

相変わらずですが、会期終了ぎりぎりに滑り込みで見て来ました(^0^;)

 

京都国立近代美術館で今日まで開催(^_^;)の「円山応挙から近代京都画壇へ」展

 

展覧会タイトルやチラシにもあるように、円山応挙の個展ではなく、応挙から近代京都画壇へとつながって行く流れを見ようという、壮大なスケール(?)の展覧会だったようです(^^ゞ

 

この展覧会の目玉のひとつは、兵庫県の大乗寺にある襖絵群のようで

 

こんな風に十字型に並べて展示されているのですが・・・

 

毎度思うのですが、やっぱりこの美術館は展示スペースが手狭で、こういう展示方法は間近で見たい人にはいいですが、ちょっとさがって全体を見渡したい私なんかにはイマイチでしたね(^_^;A

 

展示は最初に書いたように、円山応挙のみならず

 

「牡丹孔雀図(円山応挙)」

 

弟子の長沢芦雪(犬がカワイイ)(^^♪や

 

「薔薇蝶狗子図(長沢芦雪)」

 

四条派の祖で、応挙と親交厚く、深く影響を受けたらしい呉春

 

「山中採薬図(呉春)」

 

四条派の流れをくむ岸派の岸竹堂など、バラエティに富んだ内容でしたが

 

「猛虎図(岸竹堂)」(右隻)

 

応挙は美人画の源流と思えるような絵も描いてるとかで、その流れで上村松園も展示されていました。

 

楚蓮香(左)、楚蓮香之図(右)(上村松園)」

ちなみに右側が応挙の楚蓮香図の影響を受けたとされる絵で今回出展のものですが、上村松園はその十年前にも、左のような楚蓮香の絵を描いてたりするのでご参考に・・・

ま、さすが美人画の大家ってとこですね(*^_^*)

 

で、今回の展覧会のスゴイところは、この特別展の流れをさらに進めた感じのコレクション展(所蔵品展)も見応えたっぷりというところ。

 

こちらは、写真撮影可のものも多かったので撮ってきましたが、まず近代京都画壇の重鎮・竹内栖鳳

 

「若き家鴨(竹内栖鳳)」

 

「海幸(竹内栖鳳)」

 

特別展にも孔雀の絵は多数ありましたが、こちらは上村松篁

 

「孔雀(上村松篁)」

 

池田遙邨は、家に絵ハガキがあったので絵ハガキ写真で(^^ゞ

 

「朧夜(池田遙邨)」

 

そして、最近になって認識した徳岡神泉が2点も展示されててテンション上がりました(^_^)v

 

「鯉(徳岡神泉)」

 

「枯葉(徳岡神泉)」

 

これは刺繍作品で特別展とは関係ないのですが、これまでの流れを意識したような展示品でしたので、写してきました(^^ゞ

 

「鳩図四曲屏風」

 

「孔雀図刺繍屏風」

 

とにかくお腹いっぱいになる展覧会でしたが、実際にはお腹がすいたので、この後はランチタイム・・・

長くなってきたので、そこらは次の記事で(^0^;)/