「メディア/イアソン」を

観劇しました。



◇3/19(火)  昼公演  1階席M列中央

世田谷パブリックシアター





メディア…南沢奈央
イアソン…井上芳雄

子どもたち、ほか
三浦宏規/水野貴以/加茂智里


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叔父イオルコス王の命令で
東の果てコルキスに船出する
若き青年イアソン(井上)。
そこで
コルキス王の娘メディア(南沢)と
恋仲になり二人してコルキスを離れ
異国の地コリントスで
子ども(三浦水野加茂)を育てる。
イアソンは権力を得るために
コリントス王の娘と再婚して
妻子と別れる。
おとなしく夫の言い分を
きいたようにみせたメディア。
イアソンを最も苦しめる復讐は何か?


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


夫に復讐を遂げる王女メディアは
演劇ではとても有名な題材で
たびたび上演されております。
ただただ情念凄まじい女の物語…ガーン

しかし
イアソンとメディア2人を
主演にする作品は
私もはじめて拝見しました目
とても楽しみ楽しみ爆笑

素朴な舞台美術と
洗練された色使い。
砂色に影絵のようなセット、
月や赤が映えて…とても美しいです。

水野貴以ちゃんの
愛らしい幼児のような歌声と
兄の三浦宏規くんのやりとりは
おとぎ話の始まりのようでした。

見どころと楽しみ、
そして俄然これぞ演劇!の場面は
やはりメディアが
復讐の口上を述べる終盤です。
ここまでが長いよ…待ったよ笑い泣き
きたきたきたーーーガーンっと…。

舞台中央、
背面の椅子に後ろ手を片方かけて
腰を低く客席に眼光を向ける。
清楚なイメージの南沢奈央ちゃんの
熱演が光りましたラブ
王女メディアなのだから
まずはここを見るためにある
作品と言っても過言ではありません。

口から延々血吹雪を見せるのかな…
(これは蜷川式)
なにか凄まじい演出はあるのかな…
とまた固唾をのんで
注視しておりましたら。

血吹雪を吐く蜷川式に対して
森式はまた沈黙の美。
逆光を使って音もなく
黒い影から白ドレスと鮮血を見せる
センスの良さ。
決して新しいとか奇をてらう演出では
ありませんが
とても美しいと思いました。

そして
もちろんFCチケットで拝見しました。
井上芳雄さんは
とても若々しくて綺麗キラキラ
なにがって登場したときの、
遠目白ドレスに見える衣裳から
伸びる長く白い腕。
これがもう…!!
骨に適度な筋肉とその上に
羽衣のような薄い脂肪と皮を
美しく纏ったような…びっくり
とにかく綺麗な腕なの!!

客席からは横からみるお姿ですが
それがまるで女性みたいに
綺麗な立ち姿でしたのラブ


好きなら腕だけで褒めまくるんか。


爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑


三浦宏規くんの
カラーガードの演舞は
ひとりで大きな舞台美術並みの
効果を発揮されておりましたびっくり


ぎゅっと凝縮された作品に見えたのは
キャストが5人のみ…という良さに
繋がるのかなと感じました。


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娘が中学生の頃に
デビュー間もない南沢奈央ちゃんを
はじめてテレビでみて
「かわいい女優さんだね」なんて
話しておりました。

すると娘が
「同じ中学なんだよ〜
登下校中にスカウトされたんだって…」

そうなんだ爆笑

その頃からなんとなく親近感わいて 
テレビで見かけると娘のように 
応援しておりました。
品があって清楚な雰囲気はそのまま
大人になった南沢奈央ちゃんが
見られて嬉しかったです爆笑