「カムフロムアウェイ」

を観劇しました。



◇3/8(金)  ソワレ  

日生劇場  D列上手





上演時間は
休憩なしの100分です。




ロビーには大きなパネルと…




〈真実のものがたり〉のパネル。
9.11当日の飛行機着陸と
乗員乗客たちの上陸が、
時間の流れでわかるように
説明があります。


(このパネルはパンフ内1ページではなく、
ロビー掲示のみの内容なので
ご覧になられた方がいいです)

とにかくあれよあれよと言う間に
島内に飛行機が着陸する混乱が
リアルに伝わるパネルです。


劇場内、開演前は
撮影しても良いとの事でした。


(視界良好の良いお席でした爆笑)


〈キャスト〉50音順
安蘭けい/石川禅/浦井健治/加藤和樹/
咲妃みゆ/シルビア・グラブ/
田代万里生/橋本さとし/濱田めぐみ/
森公美子/柚希礼音/吉原光夫


2001年9月11日。
ニューヨークで同時多発テロが発生。
アメリカ領空が突然封鎖される。

アメリカに向かって飛行中だった
旅客機38機が、
カナダのガンダーという
小さな町の空港にやってくるという。

人口約一万人のガンダー町に
突如乗員乗客動物…約7000人を
迎えることになり、
町長(橋本)は緊急事態宣言を出し
町をあげて対応にあたる。

新人記者(咲妃)は現場から中継、
在郷軍人会長(柚希)は
受け入れ施設と物資集め、
動物愛護協会員(シルビア)は
飛行機内の動物救護に、
警察官(吉原)も万全を期すべく走る。

到着機内ではテロの情報もわからず
乗客たちはストレスと混乱の極み。
パイロット(濱田)とCA(咲妃)が
対応にあたる。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


同時多発テロの時の
真実のものがたりという作品です。

着眼点がいいですよね。
同時多発テロのあったアメリカ。
9.11に日本という遠い国の私たち。
それでもその混乱は
とても身近に感じるテーマだからです。

私ごとですが、
京都で人口2万人に満たない
小さな町に住んでいたことがあります。
小さなホテルが1つ2つしかなく、
小さなスーパーがいくつかと
小中学校は3つ。

そこに急遽2時間後に
7000人の乗員乗客が来たら…びっくり

むりむりむりーーー!!

そりゃ町長、
すぐさま緊急事態宣言だすわ。
考えただけで
どうなる?どうした?何が起こる?
と興味津々の観劇になりました。

実際は京都の町は陸の孤島でもなく
お隣りはすぐ大阪、
もちろん京都市内にすぐ近くで
町単独で対応するなんて
あり得ないのですが…。
ガンダーは岩島の小さな町なので。

そしてこの日本初演の
「カムフロムアウェイ」
演出家アシェリー氏によると
非英語圏でのはじめての上演が日本。
そのキャスト表を友人に見せると
「最高峰のキャスト!!」と
驚かれたそうです。

そうですよね。
おなじみの皆さま、
オールスターキャストですよねラブ
こんな贅沢な作品あるかしら。

作品は
はじまったら100分止まらない!
体育大学の集団演技?集団行動?って
ありますでしょう。
それとも
ラグビー試合で始まりから終わりまで
全て決まった段取りのゲーム。
(そんなの実際は無いですよね…)

なんだか
例えが難しいのですが、
キャストの皆さま
常に横にパス出しながら
各人前に前に走っていくような
疾走感があります。

見ている客席よりも
キャストの皆さまの方が
終わった後にその達成感に
感動しそうな作品でした。


あ…あれ?…笑い泣き
演ってる人ほどには
見ている人は楽しくないのか、
みたいな言い方になってる??


違います違います爆笑
とにかくちゃんとこういう物語で
創意工夫も愉しむ作品ですよ、
という事を頭にいれて、
誰が誰でいろんなお役をしたり、
動物の声担当(浦井くんみゆちゃん)も
いるからね♪とか
いろいろ「知ってて」見たほうが
断然この作品堪能できますよと爆笑


曲調はケルト音楽がベースで
とても威勢の良い無印良品の店内 
みたいな音楽です。


初回は
動物の声担当も聞き逃していますし、
あれこれわかっていない箇所も
あったので、
次回はキャストの達成感を超えて
カムフロムアウェイ、
感動できるような気がします。