「マチルダ」を観劇しました。


◇4/20(木)  マチネ   東急シアターオーブ

1階12列中央





キャストボードとタイムテーブル





◇マチルダ…熊野みのり
◇ミス・トランチブル
大貫勇輔/小野田龍之介/木村達成
◇Ms.ハニー…咲妃みゆ昆夏美
◇Mrs.ワームウッド…霧矢大夢/大塚千弘
◇Mr.ワームウッド…田代万里生斎藤司
◇Mrs.フェルプス…岡まゆみ池田有希子
◇セルゲイ(他)…原慎一郎
              ほか


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

5歳のマチルダ(熊野)は、
恐ろしく知的好奇心を蔑ろにする両親
(田代・大塚)の元に生まれた
優秀な女の子。
その類まれな知的欲求を満たすために
毎日町の図書館に通っては
幼女には不釣り合いな難解な本も
読破していく。

しかし
家庭はマチルダにはつらい場所。
本を取り上げられ、
両親や兄に小馬鹿にされる毎日。

やっと学校に通えるようになり、
喜び勇んで校門をくぐるとそこは
子どもを虐待するトランチブル校長
(大貫)が待ち構えており、
その怖ろしさと罰に全校児童は
萎縮する毎日。

子どもに優しいハニー先生(昆)は
マチルダの天才的頭脳に気づき、
なんとか伸ばしてやりたいと
愛情をそそぐ。

トランチブル校長の横暴に
マチルダはクラスメイトを守り
賢く仕返しをしながら
徐々に子どもたちみんなの団結力は
高まる。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


子ども向けのミュージカル作品は
実は少し苦手なのですが、
これは良かった!
「行きたい」って言ってくれた友人に
感謝です。
言ってくれなきゃ見逃してたわ…びっくり


児童文学の名作がそのまま舞台に。
この舞台がよくできているのは
トランチブル校長のビジュアルと
キャラクターの再現のおかげ。
凶暴なミツバチ怪獣みたいな校長が
本当に面白かったわ爆笑

虐待するは殺人もあるかも?で
限りなくブラックですが、
それはそれで置いておいて、
ブラックメルヘンな児童文学が
エネルギッシュに駆け抜ける感じが
爽快でした。


映画を物語版とミュージカル版、
両方見てから観劇しましたので
それでさらに楽しかったのかも。
(ジャケット隠しの場面だ! 
ぎちぎちロッカー!!チョコケーキ!!
と知ってる場面の再現が楽しいのです)


キャストの皆さまも
好演されておりました。
どのキャラクターも大好きです。

ワームウッド夫妻の田代万里生さんと
大塚千弘ちゃんはキャラクターが
生きてて、酷い両親なのですが
とにかく見ててお間抜けで面白い。

トランチブル校長の大貫さんは
もう「素晴らしい」の一言。
前回「北斗の拳」に感動いたしましたのも
まだ記憶に新しいのに
あの肉体と脚力のバネを存分に生かした
演じっぷりには今回も驚きですびっくり

そしてハニー先生の昆ちゃん。
小さくてかわいい女優さんですが、
いつどんな役についても
地に足ついた堅実な仕上がり感には
感心しております。
ハニー先生、映画でも
大好きなキャラクターでしたので、
昆ちゃんの好演が嬉しかったです。


マチルダの子役ちゃんも上手でした。
出ずっぱりの大役ですから
4人のキャスティングなのですね。


可愛らしい女の子だから、
勝手な私の好みですが
カツラがあそこまで荒れてなくても
映画くらい美少女仕上がりでも…
と思っています。 
ミュージカルのマチルダは
ちょっと(かなり)
ぐしゃぐしゃのボサボサなの(笑)


♪Revoluting children♪が
やはり一番感動しました。
きたきた〜!とぞくぞくしますよね爆笑