「8人の女たち」を観劇しました。





9/1(木)   昼公演  サンシャイン劇場
                1階席  19列センター




フランスの有名な戯曲「8人の女たち」。
元宝塚トップスターの皆さまによる
ストレートプレイです。



クリスマスの朝。
実業家マルセルの大邸宅。

ロンドン留学していた長女シュゾン(蘭乃)
が久しぶりに帰宅する。
駅まで迎えに出た母ギャビー(湖月)と共に。

古参メイド(久世)は新人メイド(夢咲)に
家人らに二人の到着を知らせるよう
指示する。
喜ぶ祖母マミー(真琴)と
遅れて妹カトリーヌ(花乃)、
居候の叔母オーギュスティーヌ(水)。

起きてこないマルセルの寝室に向かうと
ベッドでマルセルは殺害されていた。


そこに
マルセルの妹ピエレット(珠城)が
知らぬ女から兄が死んだと
電話があったと邸宅を訪ねてくる。


切断された電話で警察にも連絡できず
豪雪で外界と遮断された邸宅。
容疑者は8人の女たち。


◆ギャビー(マルセルの妻)
湖月わたる
◆オーギュスティーヌ(キャビーの妹)
水夏希
◆ピエレット(マルセルの妹)珠城りょう

◆ルイーズ(新人メイドでマルセルの愛人)
夢咲ねね
◆シュゾン(キャビーの長女)
蘭乃はな
◆カトリーヌ(キャビーの次女)
花乃まりあ

◆マミー(ギャビーの母)真琴つばさ
◆シャネル(古参メイド)久世星佳


ロベール・トマの「8人の女たち」。
毎度豪華な8人の女優揃い踏みが
話題になる戯曲ですが、
今回は元宝塚トップ8人による上演です。





舞台美術は
壁面の高い本棚の青と建具のゴールド。
キャストの皆さまは鮮やかな赤とローズ、
ワインレッドにボルドー…。
とにかくヴァリエーション豊かな
美しい赤の衣裳に身を包み、
所作口跡完璧な女優さんを堪能できる
豪華な邸宅ミステリー。


コミカルで美しい丁々発止は、
この8人のキャストの皆さまならでは
の演出でした。
宝塚歌劇団出身というキャリアが
そうさせるのか、場面場面台詞の一つ、
「今キャストの誰を立たせるべきか」
という8人のフォーメーションが
細やかで鮮やかで的確!ブラボー!
長い台詞劇なのに全く飽きさせない。


役柄がお姉さま組の
湖月さん水さん久世さん珠城さん…は
もうなんて美しいのかしら…ラブ

役柄がお嬢さま組の
蘭乃さん花乃さんは姿お声すべてが
もうなんて可愛らしいのかしら…ラブ

愛人メイドのねねちゃんも
厚かましくも憎めない愛らしさ…。

もちろん真琴つばささんも美しい!
けど祖母役でとにかく面白かったわ爆笑
美しいのに面白いって…最高。


宝塚の舞台を拝見する時は
そのヅカメイクとお衣裳の異次元ぶりに
もう私天国にきたのかびっくり
それはそれは美しいのですが、

それより退団されて
(私のいる下界に降りて来られて)
女優さんとして舞台で拝見するのが
大好きです。
品よく洗練されている方を眺められる
って多幸感がありませんか?ラブ



配信もあるそうです。