「四月は君の嘘」を観劇しました。



*5/13(金)  マチネ  日生劇場

                   1階  G列  上手





この日の公演のキャストです。





*有馬公生:  小関裕太/木村達成
*宮園かをり:  生田絵梨花
*澤部椿:  唯月ふうか
*渡亮太:  水田航生/寺西拓人

*かをりの父:  原慎一郎
*かをりの母:  未来優希   ほか



読んだことはありませんが、
有名な漫画が原作で
映画化もされているそうです。

幼い頃からピアノの才能に秀でていた
有馬公生(木村)は母の死をきっかけに
ピアノの音だけが聴こえなくなり、
ピアノを弾かなくなる。


高校では幼なじみの椿(ふうか)、
サッカー部のイケメン亮太(水田)と
親しくしている。
そこに
椿に紹介を頼んで亮太の彼女になった
ヴァイオリン女子かをり(生田)が
加わり4人グループになる。

かをりは公生にピアニストとして
復活してもらいたくて、
自身のコンクール伴奏を頼んだり。

そのうち
かをりが倒れて
病に冒されていることを知る。

タイトルは
かをりがついていた嘘。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


舞台美術は
桜の紋様の細工がある欄間のような
枠が上部にかかっていて、
木製の階段にも同じの桜紋様。
和のテイストが特徴的ですが
とてもシンプルでした。


甘酸っぱい学園モノのミュージカルで
キャストの皆さまがぴったり!
好演されておりました。

木村達成さんは
イケメンをメガネと姿勢で隠して、
センシティブな青年を見事に演じて
生田絵梨花ちゃんは
キラキラしたヒロインっぷりが
まぶしくて我の強さも美しくて
ふうかちゃんは
元気印の健気な幼なじみの女の子が
ピッタリで、
水田くんのサッカー部長身イケメンぷり
が青春のリア充を象徴するかのような。


4人グループの関係は、
生田絵梨花ちゃんが
学園一モテる水田航生くんの彼女で
ふうかちゃんは木村くんが好きで
でも木村くんはふうかちゃんを
幼なじみとしか見ていなくて、
生田絵梨花ちゃんとの距離が近くなる。


そこにピアノやらヴァイオリンやら
サッカーやらソフトボール部活動やら。
なんか青春がキラキラしていました。
アンサンブルさんも良かったです。


お話は、
原作だともっと丁寧なのでしょうけれど
ミュージカルだから解ってるものとして
物語が進むのでしょうけれど、

水田くんと生ちゃんが
カップルなはずなのに
全くふたりのシーンがなくて、
木村くんと生ちゃんばっかりだよ??笑

だから
生ちゃんがずっと好きだったのは
木村くんで木村くんと仲良くなりたくて
水田くんが好き!って嘘ついて
彼女になってグループに入れてもらったよ
って最後のところも、
(生ちゃん…?キョロキョロ)


知っとるわ!!びっくりってなります(笑)


綴っててあれですけど
水田くん可哀想なんですけど。
ふうかちゃんも可哀想なんですけど。
木村くんも戸惑いまくりなんですけど。
それも全く腹も立てずにいつもイイ人。
(ねぇ生ちゃん…?キョロキョロ)


あとは
ミュージカルですから音楽ですよね。
主演の二人がクラシック音楽を志す
若者なのでクラシック演奏場面が
あります。
そこも素敵でしたし、
その美しいクラシックに
ミュージカルナンバーが重なって
リレーのバトンのように
音楽が融合して渡される感じも
印象的でした。

ドビュッシー月の光
ベートーヴェン月光
ベートーヴェン悲愴
ベートーヴェンのクロイツェル
ロンド・カプリチオーソ
ショパンのバラード
愛の悲しみ…


どれも短いフレーズでしたが
使われるクラシックは
どれも皆が好きな有名な曲ばかり。


コロナ禍で上演が遅れましたが、
国産新作ミュージカルって
やはり嬉しいですね。


そして最後に。
あんまり関係ないのですが、
2幕で生田絵梨花ちゃんが
白ソックスに茶色のスニーカーを
合わせた足元コーデが
とっても可愛らしかった!のが、
なぜか印象に残りましたラブ