「Into the Woods」を観劇しました。





*1/25(火)  マチネ  日生劇場 2F  K列

チケットを取るときには
とりあえずバタバタっと
空いている日時のスケジュールに入れて
あまり詳細を見ておりませんでした。


よく調べると
確かに梅芸主催の日生公演では
お見かけしない演出家さんやキャストさん
だったり。
一方お見かけしても不思議ではない
宝塚OGやお馴染みの王子さまも
いらっしゃる。

テレビでお見かけする有名な方が
ご出演の意欲作品であるという
印象は受けました。
 

(赤ずきん)
*赤ずきん…羽野晶紀
*ばあば…毬谷友子
*狼…廣瀬友祐

(シンデレラ)
*シンデレラ…古川琴音
*継母/実母…毬谷友子
*継姉フロリンダ…湖月わたる
*継姉ルシンダ…朝海ひかる
*王子…廣瀬友祐
*執事…花王おさむ

(ジャックと豆の木)
*ジャック…福士誠治
*母親…あめくみちこ

(塔の上のラプンツェル)
*ラプンツェル…鈴木玲奈
*王子…渡辺大輔

*ナレーター/謎の男…福井晶一

*パン屋の夫…渡辺大知
*パン屋の妻…瀧内公美

*魔女…望海風斗
*巨人の声…麻実れい



物語は
有名な童話の登場人物が入り交じった
ダークファンタジーです。

呪いで醜い姿にされている魔女(望海)が
自分の姿を取り戻すために、
パン屋(渡辺/瀧内)に
呪いをとくアイテムを手に入れろと
命令します。
子どもができない呪いをかけられている
その夫婦は赤ちゃん誕生と引き替えに
それらのアイテムを探しに森の中へ。

集めるアイテムは
白い雌牛(ジャックと豆の木より)
赤い頭巾(赤ずきんより)
黄色い髪(ラプンツェルより)
きらめく靴(シンデレラより)

森の中で、
これらの童話アイテムを手に入れた夫婦は
赤ちゃんを、
魔女は美しい若さを、
童話の他のメンバーも幸せを手に入れます。

しかし、
人生は続くよ、いつまでも。
欲望は限りなく。

という物語です。


◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇

良かったところは
なんといっても望海風斗さんの魔女です。
おどろおとろしくて楽しくて
芝居のテンポ良くて
声もよしスタイルよし美しい!
この先様々な作品にご活躍されるであろう
私の観劇ライフに
新たな楽しみ誕生した気分爆笑


そして王子さまたち。
廣瀬友祐さんと渡辺大輔さん。
カッコ面白く美声を聴かせてうっとり。

それ以外は…あ、いえ…
まず良かった所ですよねアセアセ

ドラマでお見かけする古川琴音ちゃんは
魅力的な個性の可愛らしい女優さん。
WOWOWの育休ドラマで拝見して
楽しみにしていた瀧内公美さんは
美人でしたラブ


それ以外は(それ以外ってほとんど全て)
ちょっとこれは…キョロキョロ
このレベルで上演してよいのか??と
正直疑問符だらけの仕上がりでした。
8時だよ!全員集合!(古いですよね笑い泣き)
の冒頭のコントレベルでしたの…。

一週間で準備してます!
淳子もルミ子も挑戦してます!みたいな…
それはそれで楽しいけれど、
それはドリフですやん…。


自分で言うのもなんですが
普段の私はかなり寛容なのです。

なんでも受け入れようではないか!
の精神ですが、
はじめて
ちょソンドハイムに謝れ…じゃなくて、

頑張ってみましたが
こんな仕上がりで申し訳ございません!
こんなはずじゃなかったのです!って
言った方がいいのじゃないかしら…びっくり
と心配になった次第です。
(まさかこれでいいのだ!と
思っていませんよねっていう…)

廣瀬さんと渡辺さんは
大作にもプリンシパルキャストになる
俳優さんで、
いつも楽しませていただいておりますが、
「もう少し頑張れ!」
の感想を綴ることもあるのです。
それがこの中にいると
抜群に目も覚めるような上手さ爆笑

普段の私の観劇は
とても贅沢な皆さまで
繰り広げられていたのですね目
(じゃなくてーーーえーん)

シンデレラの継母継姉トリオが
下手上手と横切る度に
もったいないから(替わりに)歌ってって!
なんならずっと舞台におって!
と思ったほどもったいない使い方びっくり


羽野晶紀さんの赤ずきんちゃんは
出てくると
キュートで可愛らしくて楽しい。
持ち味を生かした赤ずきんでしたが
作品全体がキャストの持ち味を生かす!
に徹底されているわけでもないので
ちぐはぐな印象もあり。


プリンシパルキャストが次々出てきて
物語も複雑に絡み進むにつれ
目にも耳にも愉しくなるはずが
ただ面白みもなく眠くなってしまう…ショボーン


そんな中やはり素晴らしかったのが
望海風斗さんと王子さまのお二人。
望海風斗さんが美しく変身して登場したら
登場しただけで拍手がおきましたもん爆笑


舞台でヘアメイクでこしらえて
衣裳つけて照明あてて
マイク調整にエコー…で
なんとか見せていますが、

お稽古中どうしていたのかしら??と
普段考えないような
妄想心配までしました。

宝塚OGの皆さまと王子さまたち。
震えながら参加していたのかしら。

ちょ、これで日生劇場いくの?マジ?
ってガーン



なんだか
辛口感想になってしまいましたが
私個人の感想です。
そしてこれも観劇の面白さです。
いつもいつも
私が好むものに出会えるわけでは
ありません。


演出家の良さ、
キャスト皆さまの持ち味とか良さは
もちろん他の分野(映画やドラマ、ライブ)
では素晴らしく発揮されるのだと思います。