「ジャック・ザ・リッパー」
2回目を観劇しました。
先週初回の観劇記録はこちらです。
前方席で
肉眼で表情まで見えるのが嬉しいです。
まず
アンダーソン警部の加藤和樹さん。
これは良かった![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
和樹ジャックも良いけれど、
また観る機会があるなら私は断然
和樹アンダーソン警部を選びます。
お声にもお顔にも佇まいにも…
全身から退廃した色香があり、
憂いと破滅を感じるアンダーソンでした。
♪灰色の都市♪の歌い上げで
大きな拍手がありました![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
この方はロマンス作品に本当に適任!
共演女優さんがいつも美しく見えます![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
この作品は、
アンダーソンに始まり
アンダーソンで終わるので
お客さまを満足させる技量と牽引力が
大切なのだなぁと思いました。
加藤さん、さすがの仕上がりでした![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
ちなみに
本作はダニエルが主人公ですが
もともとのチェコ版は
アンダーソンが主人公だそうです。
ジャックの堂珍さん。
ジャックは赤いコンタクトレンズを
つけているのですね。
瞳が赤い。
和樹ジャックもつけていたのかしら。
前回は気付きませんでした。
ソロナンバー♪こんな夜が好き♪
が堂珍さんにとても似合っていて
(囲む娼婦の亡霊たちの衣裳も含めて)、
お気に入りの場面です。
しかし
ジャックは…私の勝手な望みですが、
ジャックに圧倒的な魔王感や
登場するやいなや舞台を支配する
世界観!声量芝居共にたっぷりな余裕!
が欲しいので、
それを思うと
堂珍ジャックは(私の理想より)
ちょっとスケールが小さかったかな、
と思いました。
あくまで私の理想より…です![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
うん、とても良かったと思います。
ダニエルの小野さん。
小野賢章くんは、
20年ほど前、「エリザベート」の
子ルドルフでお顔と声が
とても可愛らしかった記憶があります。
前回(木村さん回)より
ダニエルとグロリアとのバランスが
良いなぁと感じました。
どこか口跡の素晴らしく良い中川アッキー
にも似ていて、
芝居と歌がとても上手な高橋大ちゃん
(フィギュアスケートのね)にも見えました![目](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
![目](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
前回の木村ダニエルがとても良くて
必見のオススメ!と綴りましたが、
小野ダニエルも私は大好き。
素晴らしかった![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
もうね…
あれ?木村ダニエルって
美しい以外の何があったっけ?って
忘れてしまうほど![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
それ、簡単に上書きされすぎやろ。
木村さんに謝りなさいよ![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
はい、申し訳ございません…![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
でも
小野さんの狂気の熱情と破滅っぷりは
見ていてとても引き込まれました。
これは…小野さんと木村さん、
是非とも交互に見たいですね![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
田代万里生さんのモンローも
和樹アンダーソンとの、
決して懇意と信頼があるバティ感では
ありませんが二人のコンビは見ていて
技量に安心安定があります。
前に屈もうがどんな姿勢になろうが
背中に定規を入れてるみたいな
キレイな背筋。(笑)
外国のコメディアンみたいな動きなんですね
万里生くんって![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
特にカメラのフラッシュたく時の
腰の入り具合に
万里生くんの律儀な気合いを感じました![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
でも万里生モンローのウザさ加減は
本当に絶妙で、生まれてはじめて私、
心の中で美川憲一さんになったわ。
「おだまり!」って…。
グロリアは♪風とともに♪が
上手に歌えないのが(不調とか何か事情が
あるのかも…
)とても惜しいというか、
![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
もったいない。
(彼女の一番の聴かせどころなのです)
そして、
やはり容姿メイク芝居歌全般に凡庸な印象で
ラブサスペンスのヒロイン印や
ファムファタールに乏しい感じでしたが
2幕、
上手橋の上で自殺を考える♪祈り♪の
歌はとても美しくて良かったです![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
ポリーのエリアンナさん。
「なんでもよ」
(貴方の言うこと何でもするわ)
の台詞と、
アンダーソンがいなくなった時の
「アンダーソン!?….(どこ?)」が
とても良かったです。
でもそこまでがなんとなく一本調子?
感情の起伏がもっと豊かでもいいかなぁと
思った次第です。
そして
和樹アンダーソンともお似合いでした![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
連続殺人鬼ジャックの葬られた真実の物語。
4人の個性的な男性キャストが要ですが、
ラブストーリーは
脇のエッセンスではなく
むしろ2組のラブストーリーが
胸を締め付けられる至極の美しさ切なさが
あってこその衝撃だと思いますので、
女性キャストのファムファタール感と
ヒロイン印はとても重要と感じた次第です。
今回の上演だと
私のお気に入りキャストは…
和樹アンダーソン&堂珍ジャック。
ダニエルはホントに選べないほど
お二人とも良かった!
音楽も舞台美術や照明も雰囲気たっぷり。
再演されたら、また見たい作品です。