この8月「ナイツテイル」を観劇しました。

8/8(水)ソワレ
8/20(月)マチネ

帝国劇場では
主演の堂本光一さん井上芳雄さんが
ブルーの門扉になってお出迎えです。




同じような衣裳ですが、
堂本光一さんは青で井上芳雄さんは黒、
ジャパネスク調の騎士の正装。




ロビーの横断幕も素敵でした。





私の席は2階でしたので、
階段を昇る途中も振り返るとこんな感じ。




そうそう
ロビーの奥には
島田歌穂さん岸さん音月桂さん。




大澄賢也さんと上白石萌音さん。




*アーサイト  堂本光一
*パラモン  井上芳雄
*エミーリア  音月桂
*牢番の娘/フラヴィーナ  上白石萌音
*シーシアス  岸祐二
*クリオン/ジェロルド  大澄賢也
*ヒポリタ  島田歌穂

舞台はアテネ。
戦の勝利に
美しいヒポリタ(島田歌穂)を娶るため、
男気を見せる大公シーシアス(岸祐二)。
大公に我が身を委ねるか
アマゾネスらしくありたいと願うのか
信頼にたる大公を前に
気高く苦悩するヒポリタ。

テーベの騎士、アーサイト(堂本光一)と
パラモン(井上芳雄)の二人が
敵国アテネの大公シーシアス(岸祐二)に
捕虜として捕らえられる。
従兄弟同士二人は牢獄でも明るく仲が良い。
ある日、庭を散歩するシーシアスの美しい妹
エミーリア(音月桂)に恋した二人は、
途端に態度が変わり恋敵になる。

食事の世話をする牢番の娘(上白石萌音)は
パラモンに恋をして、
彼を脱獄させる禁忌を犯してしまう。

恩赦を受けた後帰国せずに
エミーリアの側にいたアーサイトと
脱獄したパラモンは森で再会すると
大公の元、
エミーリアを巡って決闘することになる。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


全体の演出は和と洋の融合でした。
和太鼓と笛、三味線も違和なく溶け込み
衣裳や髪型のデザインもどこか日本的。

そして
女性キャストの衣裳の色の美しさが秀逸!
赤、金、緑と鮮やかでありながらシックで、
戦を想わす渇いた砂色にマッチする格調高さ
は女性キャストの役柄の高潔さまでも
表現しているかのようでした。

美術は、
半円形の枝組みを中心に
手前奥左右に無尽蔵に実際の舞台幅以上に
広がりを感じる空間。

八百屋舞台が炎に包まれたり
土着的な神事も想像できたりと
海外古典と日本文化を融合させるのは
昔からよくある演出ですが、
冒頭からとてもセンスよくワクワクする
幕開きでした。

堂本光一さんと井上芳雄さんが
仲良さそうに帝国劇場で演じるそれだけで
客席が嬉しいのが伝わってきます。

二人ともカッコよくて仲良くて楽しくて
幸せな観劇になること間違いなしの
作品ですが、
個人的には主演お二人にえこひいきして
もっともっと花を持たせてもいいよ~爆笑
なんて思いました。

堂本光一さんは
テレビでしか拝見したことなくて
でもダンスや殺陣が素晴らしいのですよね。

新感線における森山未来くんのタップ並の
堂本くんにもダンス圧巻の見せ場を作り、
エリザベートの「最後のダンス」のような
井上芳雄さんのショーストップの歌い上げが
一つあればなぁと思いました。
(もちろんダンスも殺陣も歌もありますよ)

音月桂さんは戦国の姫にぴったりで
身のこなしの美しさが際立ちました。

島田歌穂さんの佇まいの緊張感とオーラは
女優としてだけでなく、
この方の人格や生き方までも感じさせ、
こちらまで居ずまい正したくなるほど。
ひれ伏したくなる女王ヒポリタを
立ち姿だけで表現できる島田歌穂さんの
素晴らしさよ。

上白石萌音さんは若いながら好演でした。
二の腕から肘、手首の動きの滑らかなこと、
恋心や哀しさが伝わります。

岸さんは歌を響かせることはなくとも
台詞は存分にあり、
それだけでも充分に美声が伝わりました。
大澄賢也さんを観るのは久しぶりで
キャラクターは生き生き、
もちろんダンスが素晴らしく見所たくさんで
嬉しかったです。


観ている時に楽しいとかワクワクするより、
観ている時にはプリンシパルキャストは
あちらこちら見るところ沢山、
アンサンブルのダンスも次々見所多く、
また、
弱強五歩格というシェークスピアらしい
韻をふむ美しさと
一旦思考のため止まりたくなる哲学的な台詞
も多いのですが、
全てはカーテンコールのお陰で
何だかみんなハッピー楽しかったよ~爆笑
という気持ちになれる作品でした。


何かまだ見落としていますか…?

パラモンがカッコいいと
お伝えしきれていない感じもしますが…?

えっと…
まずデコルテが綺麗だったし、
ハーフアップの髪型もお似合いだし、
眉毛がいつもより長くて凛々しかったし…
足はいつもと同じで長かったし…
衣裳も…

あのね、いつも通りカッコ良かったですラブ


最後に東京千秋楽に行く予定ですラブラブ